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「○○くんは仕事できないねー。お金も稼げないし、気も弱い。どうせ私のことも愛してくれないんでしょ。責任感もないし、根が冷たいし、いろんなことにだらいない」 こんなことを言われ続けたら、たいていの男性はダメになるでしょう。 付き合いを長続きさせたいのなら、彼とどんなに親しくなっても、いつも褒めておくことが大切です。
ですが、現在、喧嘩しようがなにしようが、付き合っているということは、あなたと彼は同レベルのはずです。 レベルが違ったらはじめから付き合えないし、レベルが違い始めてくると別れしか待っていません。
@ 精神レベル なにか起こったときのトラブル対処能力。怒りがこみ上げてきたときの冷戦状態。人を励ましたり元気付けたりする能力。不安や心配ごとの許容範囲。 A 環境レベル 自分の精神状態の許容範囲の中に、不安や悩みごと、心配ごとがおさまっている状態。 B 金銭感覚のレベル お金の使い方には性格が出るもの。高い・安いという感覚が二人の間であまりにもずれていると付き合いづらくなります。 これらのレベルが一緒だから、現在、付き合っているわけで、彼の悪口を言うことは自分に向かって唾を吐いているのと同じことになります。
どうせなら、こう言ってみませんか。 「○○君は仕事できる。すごいね。お金もいっぱい稼ぐし、気も強いし、私のことちゃんと愛してくれる。責任感はあるし、あったかくて、いろんなことをきちんとしてくれるし、私は○○君に出会えて本当に幸せ」 ★ 毎日このように彼女から言われ続ければ、期待通りにそうなるはずです。 本気で言えないと自分もつらくなるので、はじめからそう思えないような相手とは付き合わないことです。間違って付き合ったとしても、そう思えない場合には、初期の段階でお別れすることをおすすめします。 彼を尊敬できない場合、付き合いを続けていくうち、だんだんと情が移ってきて、愛情が湧いてきたりします。そうすると、自分自身のレベルを下げてしまうので、絶対にいいことはありません。
やはり付き合ってお互いが人間的に成長できるような関係が望ましいです。傷をなめあったり、できない彼を助けている自分に優越感を抱いたり、自分がいないと彼がダメになるという状態は、健全ではありません。 健全でない状態を続けると、自分が消耗します。消耗するとエネルギーがなくなって、キレイでなくなったり、恋愛以外の仕事や趣味もうまくいかなくなります。 ★ どうせなら、褒めるつもりがなくても、本心から尊敬している言葉や感謝の言葉が湧いてくるような相手と付き合いましょう。 そのほうが自分が幸せですから。 尊敬できる相手と付き合えて、自分は本当に幸せだと思っていても、たまに「あれ? 彼、意外に大人気ない!」「あらら、バカなのかなあ」ということもあります。 ですが、尊敬できる部分が揺らぎそうになっても、気にしなくても大丈夫です。 尊敬できる部分が揺らぎそうなときというのは、こういうときでしょう。 @ なにか起こったとき、彼ならドンとしていて、なんとかしてくれると思っていたけど、意外にビビッていて自分でも驚いた。 A とことん愛してくれるだろうと思っていたのに、意外なところで突き放されてびっくりした。「お前がそんなに仕事が忙しいのなら、俺、もういいよ」など。 B あなたが危ない目にあっているのに、彼自身のメンツ、利益を優先してかばってくれなかった。逃げた。 ★ こんなときは、早めに彼と話し合いましょう。 自分の心の中でいつまでも引きずると、本当に尊敬できなくなってしまいます。話し合えば、自分の勘違いだったとか、魔がさしただけとか、忙しくて気がまわらなかったとか、たまたまイライラしていて暴言を吐いたとか、精神的に弱っていたとか、状況が分かります。 人は、いつも強くて勇敢なわけではないので、それが彼の非常事態だったとしたら、それは仕方ありません。彼が非常事態を脱して元の尊敬できる彼に戻れば、なんら問題はないわけです。 自分が選んだ人。しかも、初期の段階で、こいつ尊敬できないと思って別れたわけではないし、今まで自信満々で付き合ってきた人の場合は、そんな人がそうダメな人間なはずはありません。 自分の見る目を信じて、彼のことを尊敬し続けましょう。 そうできる限り、彼に対して心から肯定的な言葉を発し続けることができますから、彼にとっても自分にとっても、すごく幸せなことです。
★ 残念ながら、どう努力しても、どうがんばっても、どういう見方をしても、彼のことを心から尊敬できなくなってしまったときは、とりあえずしばらく冷却期間を置いて様子を見ることも大切です。 それでもどうしても尊敬できなくなってしまった場合は、これはどちらが悪いという問題ではありません。悪いといえば、尊敬できない部分を見せつけた彼も悪いし、見せつけられたにしても、彼が元に戻るまで見守れなかった自分も悪いのです。だから、お互いさまということです。 だから、そうなったときは、悲しいですが、彼の前から去るという選択がお互いのためです。あなたの精神状態によって、一時的に去るでも、それはかまわないでしょう。 尊敬されない状態であなたがいくら存在しても、彼はどんどん精神状態が悪くなる一方です。どんどん卑屈になって、逆に自分を追い詰めてしまいます。 |
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