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心はとにかく安定しようという働きがあり、苦痛があれば、その苦痛から逃れた状態が安定であり、欲があればその欲が満たされた状態が安定となります。 そして執着という感情があるとき、執着を持つ対象に好きだという強い思いがあり、その対象を思い通りにコントロールすることで安定しようとします。 ★ここでは、彼の女性に執着する心理を知って、彼の思い通りにならない女性になることも、諦めきれない彼を手に入れる方法と言えます。
言い換えると執着は、「ある女性に対して強い思いがあり、その女性を思い通りにできないと生まれる苦しみの感情」です。その感情があるおかげで目的を果たすし、好きな女性を思い通りにできるようになります。 ですが、この執着は、強過ぎると、返って物事をうまくいかなくさせることがあります。健康を害するほど苦しむし、執着の対象が自分の心をコントロールしてしまいます。 そして、執着は本能と強く関連しているときに生まれやすく、また、最初から思い通りにならないと思っている女性より、思い通りにいくはずと信じている女性が思い通りにならないときに生まれやすいのです。
好みの女性に強く執着しているとき、その女性を冷静に判断することが難しくなり、ときには、誰が否定しようが、助言しようが、それが耳に入らなくなってしまいます。それが恋愛感情に関係している場合、なおさらです。 好きな女性を忘れられないという「恋愛回路」ができてしまったのです。恋愛回路と恋愛の執着とは同じ意味です。
★相手に強い執着を持たせ、自分が相手に執着しないのなら、あなたは相手を思い通りにできるでしょう。 執着とは「女性に対して強い思いがあり、女性を思い通りにできないと生まれる苦しみの状態」なので、通常、多くの女性が言う「愛している」というのは、同じような執着の心です。 なぜなら、相手がほかの女性と体の関係を持つと腹が立つし、相手の幸せが自分と関係していないと苦しむからです。 何とか彼を助けたい、幸せにしたいという女性がいますが、その男性を助けることで男性に思われたいという欲が潜んでいます。 本当の執着のない愛があるなら、その男性が幸せになるのなら、自分はどうでもいい。愛されたいからそう思っているわけではないので、苦しむことは決してないでしょう。 お互いに強く執着していれば、お互いに苦しめ合います。そして自分だけ相手に強く執着していれば、自分が苦しむに違いありません。
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