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男性は何かと深く関わるとき、その何かを思い通りにしたいと考えてしまうもの 男性は、それがモノであろうと、女性であろうと、自分自身であろうと、思い通りにならなければ苦しむようにつくられています。
男性はそのようにできているので、言葉は簡単に女性を動かすための道具に変わります。 ★ある種の男性は暴力で相手を思い通りにしようとします。 男性が頻繁に、恋人の女性にダメ出しや命令をする場合があります。 これは恋人を思い通りにしたいという欲にほかなりません。
★問題なのは、男性がこのような言葉を用いるとき、それが「恋人を」思い通りにしたいという欲であることに気づいていない場合が多いことです。 これは親の子供に対する態度とよく似ています。親がいつまでも結婚しない娘に「なぜ、お前はいつまでも結婚しないの?」と言うことがあります。 ある親は、思い通りにならない娘に、どんどん傷つける言葉を吐くことがあります。「お前のその態度が男が逃げていく理由だよ!」とか「本気で結婚相手を探しているの? 一生孤独の人生を送りたいのか?」となっていきます。両親が娘のためを思わないはずはありません。
ですが、それは結局、親の欲なのです。親が娘に結婚させたいがため、ありとあらゆる言葉で娘をコントロールしようとしているにすぎません。 たとえば、あなたの恋人は言います。 「どうして停車線で止まれないの? 危ないじゃない」 「どうして時間にルーズなの? 人の時間をどんどん使ってるんだよ」 「なんでそんなにだらしない格好ができるの?」 「メールしたら、すぐに返事を送ってよ。心配するでしょ?」 「そんな太ったらみっともない。よく食べられるね」 それぞれの言葉は、もっともらしく聞こえます。重要なことは、彼の言葉を聞いている女性がどんどんへこみ、消えたいような、逃げ出したいような気持ちになることです。 ★両親にしろ、恋人にしろ、結局はあなたを思い通りにしたいにすぎません。そして本人たちはそれを愛と確信しているのです。 彼らはきっと、「彼女がバカだから教えてあげている。彼女は僕がいなければ一人前ではない」と、言うでしょう。 彼らはそれが自分の単なる欲であることに気づいていないのです。
理不尽なことを言う男性もいます。 「今日は友達がきたから、お前とは遊びに行けない。俺はなにより友達を優先する」 「俺は浮気をしてもいい。でも、お前は俺以外の男性と話してはいけない」 「俺はお前のご主人様のようなものだ。俺に逆らってはいけない」 ★このようなことを言う男性は、努力してあなたを愛してあげていると思っているのです。 彼にとってあなたと一緒にいるだけで十分「ボランティア」で、あなたに時間を割くだけであなたに十分尽くしていると思っています。あなたにとって彼が「かけがえのない存在」だと知っており、彼にとってあなたは多くいる女性の一人にすぎず、ただ時間を奪うだけのうっとうしい存在になっています。 彼は自分の貴重な時間をあなたのために使うのだから、それなりの見返りを求めます。だから理不尽なことをあなたに言うのです。 ★彼にとってあなたは人ではなくモノであり、おもちゃです。さらにあなたが彼の思い通りになれば、さらにあなたをつまらなく感じ、さらにあなたに理不尽な命令をすることでしょう。
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