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★さて、出会いからふたりでデートを重ねる時期において、お金の支払いが原因でうまくいかなくなる男女が多いとよく聞きます。 男性は女性の「おごられて当然」というような態度に怒り、女性は男性の「金払の悪さ」に腹を立てるのです。これでは恋愛がうまくいくはずはありません。 ですから、まずはお互いイヤな思いをしない方法を取ることが大切です。せっかくの出会いのチャンスをお金の支払に関することが原因でムダにすることのないよう、注意してください。もちろん、男性が「ここは男が多めに払うよ」とゆずらなければ、喜んでごちそうになりましょう。
★恋愛感覚が違う相手は悪い男に見え、恋愛感覚が同じ相手はいい男に見えますが、これが恋の恐ろしさでもあります。 そして、いつも同じ恋愛パターンで失敗する女性は、恋愛感覚がお互いに違っているのに、その恋に執着してしまうことです。 「こんなに愛しているのに、相手がいつも逃げてしまう!」「いつも都合のいい女にされて、最後は捨てられる!」というような恋愛をしたことはありませんか? 男性の中には、遊びの恋を楽しみたいし、仕事にも打ち込みたいと思っている人がおり、そういう男は、彼女とたまに会えるだけで満足しています。 このタイプの男性は、恋愛のことで頭がいっぱいの女性が苦手で、いつもそういう女性から逃げようと構えています。 こんな彼に対して、「えっ、気持ちが変わったの?」「こんなに好きなのに、どうしてその気持ちに応えてくれないの?」「もう煮え切らないわね」と責めても、結果は明白で、あなたの強い思いなどは彼の心には届かないのです。 これは、彼が悪いのでもなく、あなたが悪いのでもなく、ふたりの恋愛感覚という恋愛観念が違いすぎただけなのです。恋愛に執着しすぎる女性から見れば、私の愛情に応えずに、いつも体だけ奪って逃げ回り愛情の薄い男と思うでしょう。 男性から見れば、「オレの自由な時間をいつも束縛して・・」と率直に思っているはずです。つまり彼からすれば、ただの「重い女」「縛る女」に映るのです。 ですが、女性も自由奔放で恋愛を楽しみたいと思っているなら、こんなのタイプの男性は「拘束しない大人のいい男」として映ります。また彼もそのような女性を「なんて物分りのいい女性なのだろう。絶妙な距離感を保つことができてつき合いやすいな」と感じるのです。 ですから、あなたが幸せになるためには、こういうタイプの男には近づかず、恋愛感覚の似ている男性を見つけることが先決です。 出会った当初からきちんと恋愛に関する話をして、相手の恋愛感覚や生き方を知ることです。いきなり恋愛の話など無理と思うかもしれませんが、そんなのは世間話をしながら、さりげなく聞き出していくのです。 ★そこで、「恋愛感覚や人生観が似ているな」と思える相手なら大丈夫です。体の関係ができる前に、しっかりと相手を見極めることが大切です。
★女性はよく自分の都合のいいように解釈し、勝手に「運命の出会いがきた!」というシナリオを思い描いてしまう人がいますが、その考えは危険ですので、そのような女性に対して言えることは、「いつまでも自分のいいように解釈するのはやめなさい」ということです。 気になる相手が、 「メールをするとすぐに返事をくれる」 「仕事の昼間に丁寧に答えてくれる」 「1回キスまでしてくれた」 などの反応があった時、「彼は私に関心があるのだわ」と思い、時には運命さえ感じるかもしれません。 しかし、彼が「キミとはつき合わない」とはっきり言っているにもかかわらず、彼を思い続けるのは決していいことではありません。なぜなら、冒頭に上げたような行為は、男性が「好意がない人に対しても行う可能性があること」だからです。 彼はあなたのことを何とも思っていないのだから、相手は、あなたとはまったく別の道を生きる存在だから、早くすっぱりとあきらめたほうがいいのです。 彼女たちはいったんは納得するのでしょうが、数日もしないうちにふたたび「でもやっぱり、少しは恋が実る可能性があるのでは?」と、妄想してしまうようです。 たとえば、30年後にどこかで偶然に再会し、彼に「ずっとあなたのことを思っていたのよ」といえば、それは「ドラマ」になるでしょう。しかし、今の状態は、単なる「妄想癖のある女性」にすぎません。 1%の可能性を信じてイメージを膨らませるのはもうやめましょう。そして、その分のエネルギーを次の恋に向けましょう。 完全に脈のない人との恋愛の可能性をあれこれと妄想するのではなく、これから出会うステキな人との楽しい時間を想像してワクワクしましょう。そのほうがずっと有効なエネルギーの使い方のはずです。
★男は、正式につき合う前に体の関係を持った後は、「やっぱりこの女性とは交際するのではなく、軽い関係にとどめて、必要なときだけ会うことにしよう」と決意するのです。 男はズルい生き物で、正式につき合うか、あるいは遊びの関係にするかは、女性を見た瞬間と言ってもいいくらい、その時点で選別しているのです。よほどのことがない限り、遊びの女性が本命の女性に昇格することはありません。 相手が「キミのことを好きだよ」と囁いてくれたので、ついその気になって体を許してしまったという女性はいるかもしれませんが、男は、あなたの体を奪うためなら、いくらでも歯の浮くような甘い言葉が次々と発射してくるものです。たとえ無口な男であっても、女性を落とすときだけは冗舌になるのです。 今までに、そのような男性に弄ばれ傷ついた女性はいっぱいいます。 このような恋愛の「事故」は年齢に関係なく頻繁に起こります。 なぜ、男は一度抱いた女性を「やっぱりつき合うのはやめて遊びの関係にしよう」と再認識してしまうのでしょうか。 それは、まだつき合っていない状態で男女の関係を受け入れた女性を、「軽すぎて本命の彼女としては信用できない」と判断するからなのです。 世の中には、女性が本気になっていることに気づかず、遊びのつもりだと勘違いして関係を結んでしまう男性がたくさんいます。 女性からすると、「遊びで抱いてサヨナラをする男性」など存在しないように思えるかもしれません。なぜなら、たとえ過去に何度も同じような経験をしていたとしても、男性は決してそれを口にしないからです。 「つき合う前に体を許す」のは、まじめな交際をしたいと考える女性にとっては明らかな「ミス」です。 さらに、「相手を信じて体を許したのに、交際にいたらず終わってしまった」という経験から、男性に対する猜疑心はますます強くなり、疑い深く、そして悲壮感の漂う女性になってしまうのです。 体を許したからといって、必ずつき合えるわけではないことを、心にしっかり刻んでおきましょう。
★「人間はパンのみに生きるにあらず」と言われるように、人間らしく生きるためには、仕事だけでなく、それ以外の時間もまた重要です。つまり、彼が仕事から帰ってきて一緒に過ごす時間も女性にとって大切だと思うのです。 女性が男性の肩書きや経済力を見るという行為は、動物が「強いオスを見分ける行為」の名残だと考えられます。 それは生き残るために必要な本能ともいえるでしょう。 なぜなら、女性は、出産前後は経済的にも夫の力を頼りにすることになるわけですから、男性の「最低限の経済力」をチェックするのは当然必要なことです。 社会での「力」のバロメーターとなる「収入」「安定」「権威」「肩書き」などは、とくに結婚を意識した場合に無視することができないチェックポイントになるのは当たり前であって、何ら恥ずべきことではありません。 「あの人は、現在、世の中の先端を行っているIT企業に勤めているからいいわよね」「彼は、地元の中小企業にいるからたいしたことないのでは?」と男性を「肩書き」「会社」だけで判断する女性がいます。 ですが、それはちょっと危険です。 食べ物でいえば、パッケージに書かれている成分を見ただけで決めるのと同じことなので、相手の人間としての「味」や「品質」がわかりません。目に入るのは「外見」とその男性の「肩書き」だけです。 見た目はいいけれど、実際は味気なかったり、パサパサだったり、ちっともおいしくないこともあるのです。もちろん、肩書きはいいに越したことはありませんが、それだけで相手を選んだばかりに後悔している女性も後を絶ちません。結局、「パッケージはよかったので選んではみたものの、味が私の好みではなかった」という結果に終わるのです。 ですから、彼の最低限の経済力を確認した後は、仕事以外に自分と一緒に過ごす時間のことを考え、社会性や人間性を慎重にチェックすることです。 「余暇をどう楽しむか?」「家庭を思う心があるか?」「妻を愛する気持ちがもてる人か?」「どういう趣味を持っているか?」などをしっかり確認するのです。 これをきちんと行うかどうかが、あなたが結婚して10年後、20年後の生活を決めます。精神的に満足できる毎日が送れるかどうかを左右するのです。
★もし、女性の中で、「だって、私は誰かを好きになると一途になってしまう性格だから」と思っている人がいれば、そんな自分を今のうちに早く変えましょう。 たとえ思いつめた一途な恋が成就したとしても、それが不倫の関係や遊び相手にされている体の関係だけの愛であれば、取り返しがつきません。つまり、あなたを本命の恋人にしてくれない相手を「一点掛け」で好きでいても、幸せにはなれないということです。 女性の中には、お互いに惚れ合うには、それなりに男と女のレベルのバランスが合っていないと、最終的に不幸な恋愛に陥ってしまうということを知らない人がいるようです。 たとえば、周囲の誰から見ても、「彼との恋は絶対実らないだろうな」と思える相手のことを一途に思い続け、ほかの男性には目もくれないような女性です。しかも、とくにアプローチするわけでもなく、かといってほかに出会いを探すわけでもなく、ただ「ファン」として思い続けているのです。 彼女たちは、自分とは不釣り合いの相手に対し、いつまでも片想いを続けるのです。もう恋愛というよりは、むしろ「信仰」に近いような状態で愛し続けるのです。そういう彼女たちは、「自分が満足しているんだからいいじゃない!」と言いますが、恋愛と憧れが区別されていない状態なのです。 しかし、この状態をずっと続けるのは危険です。 タレントのファンは、テレビやコンサートで会うことができますが、プライベートでは本人に会うことはできませんね。当然ながら交際もできないのです。いつまで経っても、彼の笑顔を遠くから眺めるだけです。 脈がない憧れの彼の場合も同じです。 いつまで経っても彼はステージの上から降りてきてくれません。妄想の愛情表現と失恋ばかりを繰り返し、リアルな恋愛体験をせずに年を重ねるだけなのです。 相手の意思に関係なく勝手に一途に思い続けるのは、あなたの出会いの選択肢を確実に狭めます。そうこうするうちに適齢期を逃がしてしまうことになりかねません。 それに、あなたが彼を思って流した涙も、恋焦がれる思いも、彼の目に留まることはないのです。彼は「憧れの人」にはなりえても、あなたにとって本当の「いい男」ではありません。あなたに必要なのは、同じ高さで見つめ合える、手を伸ばせば届く相手です。あなたに何か起こったときには真っ先に飛んできてくれる男性なのです。 一緒に幸せを分かち合える現実のいい男に目を向けましょう。 これは「妥協」とは違います。 脈が少しでもある男を好きになることも、幸せになるために必要な決断なのです。 |
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