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片思いの男性から「妹みたい」とか「妹みたいな存在」と言われた女性は、その言葉に隠された男性心理や本音を知りたいと思っているはずです。 なぜなら、男性からそう言われたときには期待していいのか、それとも恋愛対象外だと諦めるべきなのかと迷ってしまうからです。 単純に考えれば、妹っぽいというのは可愛い後輩のようで萌え的な要素のはずなのですが、 「○○みたいな存在」という言葉には、親しみを込めた好意の表れのときもあるし、遠まわしに振られている断り文句であるケースもあり、嬉しいような、 悲しいような、複雑な気持ちになるものです。 ★ここでは、「妹みたい」というのが、どういうシチュエーションで言われたのか、そしてその対応はどうすればいいのかを紹介しましょう。
★これはずばり、本命の彼女としては対象外という意味ですが、「おとなしくしているならボクのそばにいてもいいよ」という含みを持っています。 また、姉ではなく妹というところに、自分にとって扱いやすい存在になってほしいという無意識の願望が表れています。 重要なポイントは、妹は兄がほかの女性とつき合おうが、体の関係を持とうが何も文句を言わないということです。つまり、「妹」には、次の三つの本音や心理が潜んでいます。 @ ある程度僕の言いなりになる A 僕のそばにいてもいい B 僕の恋路の邪魔をしない 特に、Bが大事です。つまり、Bを守れないようなら、あなたはいつでも妹から単なる女友達に降格させられます。 それでも、女性はいつの日か、妹から本命の彼女にランクアップすることを夢見て、彼のそばから離れないようにするわけです。しかし、現実的には、このランクアップがかなえられる可能性は非常に低いでしょう。 わずかな可能性にかけるかどうかはあなたの自由ですが、もしそのようにしたいのなら、絶対にBを守ることです。彼の恋路の邪魔になるようなら、あなたとの関係をきっぱり断ってきます。 逆に言うと、彼があなたの告白を完全に断るのは、自分の恋愛の邪魔になる時だけなのです。 ★こんな言葉に注意 「忙しい」「電話が苦手」「眠い」の三つは、どれも男性がそれとなく「オレの邪魔をするな」ということを、遠回しに言っているものです。これらの単語がしょっちゅう出現するようなら、恋愛の成功率は国威でしょう。 ★言い訳とウソの違い 言い訳は、あなたに良い印象を残して断る方法ですが、ウソはあなたをあざむく言葉です。しかしウソはバレます。つまりバレてもいいと思うような女性に対してしか、ウソはつきません。ウソをつかれたら、大切にされていないということです。そのときは潔くあきらめましょう。 ★言い訳されたら少し離れる 男性は尾を引くような断り方を多く用いますが、それは多少でも「手放したくない」という意識があるからです。この気持ちを逆に利用して、言い訳されたら彼との距離を置くのがベストです。そして1ヶ月ぐらいしてから再び近づきます。 男性は新しい女性には目がないという本能を持っています。まさにいろんな女性に種をばらまくための本能です。そこで1ヶ月も離れていると、久しぶりという新鮮さが再び芽生えてきますので、あなたを「新しい女」と見て関心がアップするのです。 ですから、寂しくても、1ヶ月がまんして離れていれば、多少は彼の気を惹くことができるはずです。
★「君は、妹みたいな感じだから」というこのセリフの真意について検証するには、二つのシチュエーションに分けてみるのがいいでしょう。 男性が「妹」と呼ぶためには、女性が年下で、さらに学校の後輩や会社の部下など、社会的な地位(おもに年齢)が自分よりも下であるという条件がつきます。この条件を満たしている場合に、男性は血もつながっていない女性を「妹」と表現することができるのです。 どのような場合においても男性は「お姉さんみたいな感じ」とはあまり言いません。男性は「女性よりも支配的なポジションにいたい」と思って生きているからです。 ★あなたが彼に告白をしたときに言われた場合 女性をフル口実としての「妹」はNGワードです。 @ 「君は妹みたいだから、恋愛の対象にならない」という意味 A 「ボクのファン(とりまき)としてそばにいてほしい」という意味 の二つがあります。 @の恋愛の対象外というのは、彼の異性選びの基準より、あなたがかなり下である、またはすでに彼にはあなたよりも魅力的な女性がいて、その女性と比較し、劣っているということを表します。 Aの、ファンとしてそばにいて欲しいというのは非常に都合のいい考え方です。ファンと彼女のもっとも大きな違いは、ファンは自分の恋路を邪魔しないところです。本当のファンなら、彼が別の女性と恋愛関係になっても幸せになることを応援するはずです。 明らかに主従関係であり、「ファンの一人に加えてやるから、俺の自由を束縛するな」というのが「妹」という意味です。 ★あなたが異性として意識していない男友達から言われた場合 まだ、あなたとつき合っていない男性が、いきなり「妹」という場合、どういう心理なのかというと、それは優位性を示したいときに使う言葉です。つまり、社会的レベルで優位な男性が、自分よりも性的魅力の優位な女性に対して使う言葉なのです。 つき合っていない女性を妹呼ばわりするのですから、かなりずうずうしいことは言うまでもありません。それほどずうずうしく「優位性を見せたい」と強く望むということは、その女性がかなり魅力的で手が届きそうにないポジションにいる、ということです。 女性のほうが魅力レベルが優位な場合は、当然ふられたり、相手にされずに軽くあしらわれる危険性が高いわけです。 男性は社会的地位では常に優位でいたいだけに、ふられた場合への恐怖心も大きく、社会的安全性を非常に気にする生き物です。なぜなら、社会的権威が低下することは、すなわちモテなくなることを表すからです。 だからこそ、妹という表現を使わざるを得なくなってしまったわけです。 「君はオレにとって妹みたいなものだから、親切にしたり、目をかけてあげるのは別にやましい気持ちがあるわけでじゃないんだ、だから警戒しなくていいんだよ」というアピールなのです。 この「妹」には、正々堂々と恋愛感情を示して近づきたいのはやまやまだけれど、それができないジレンマが隠されているのです。 「妹」という言葉が出る時点で、男女どちらが優位にしても、この恋愛は成立しにくいでしょう。
★これからすべきことは、どこかで、「私も女なんだよ」ということを見せることです。 聞き分けのいい妹みたいな関係から脱皮して、「何を考えているのかわからないミステリアスな部分も、私にはあるの」というアクションを起こしてみるのです。 ★外見を大人っぽくする たとえば、デニムやパンツが多いならスカートを履いてみたりして、外見を大人っぽくしてみたり、メイクも少し大人っぽくするのもいいでしょう。 あるいは、ちょっと酔っ払って、突然、「妹なんだから、朝までつき合ってよ」と言ってみるとか、妹扱いされたら、「彼女だもん」とすねてみるのもいいかもしれません。 彼も、照れ隠しで妹みたいな相手だと言いながら、言った時点で、「オレにとっては妹的存在なんだから」と、自分で自分に言い聞かせているところがあるかもしれません。 男は女をすぐにパターン化して分類するクセがありますが、そのなかで、「こいつは、オレにとってはこういう女だ」と自分に言い聞かせている部分もあります。 ただし、突き放したり、距離を置いたりしてはダメです。妹というカテゴリーに入っている場合、距離を置くと、「あいつも大人になったなあ」くらいにしか思われない可能性が高いから、ここはこれまで以上に甘えたり、女性らしさを演出するのが大切です。 |
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