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男は感情表現を人前では簡単に出さないものであり、なかなか喜怒哀楽がわかりにくいところがあることと、また、感情を隠すためのテクニックも女性ほど上手くありません。 また、ウソをついても演技が下手なため、しぐさや目の動きだけで、女性には手に取るように男性心理が分かってしまうのです。 ★基本的に人が頭の中で考えていることは、必ず、その考えは、体のどこかにその動きやしぐさとして表れていますので、手、足、腰、目、体の向きなどの非言語コミュニケーションから男性心理を読み取り、脈ありか、あるいは脈なしかのサインを読み間違いのないようにしましょう。
★ふと気がつくといつの間にか傍にいるような男性は、脈ありサインの可能性があります。 女性は特別の理由がなければ警戒して邯鄲に近づいたりしませんが、男性は合コンや飲み会で気に入った女性がいると、メルアドをゲットしたいために、真っすぐ近づいて話しかけてくることが多いので、それだけで脈ありの可能性は高いと考えていいでしょう。 飲み会などで席が初めに決められていても、ある程度、酔いが回ってくると、好きな女性の前に自然と寄ってきては、口説きにかかる男性もいますが、恋愛経験の少ない消極的な草食系男子では、それほどあからさまなことはできず、好き避けしたりすることもあります。 それでも、気がつかないほどの自然なタイミングで、つかず離れずのポジションで、あなたを見守るように陣取っていることもあり、このような行動をとる男性は、あなたのことが無意識のうちに気になって仕方がないのです。 少しでも近くにいれば会話のきっかけがつかめるかもしれないと、淡い期待を抱いていたり、あるいは、それとなく自己アピールしていることもあります。 もし、気がついたら、いつも傍にいるような男性に心当たりがあるのなら、話しかけたり、質問を投げかけたり、意図的にコミュニケーションを図るといいでしょう。いずれにしても、パーソナルスペースに一歩踏み込んでくる異性は、好意を持っていることは間違いないでしょう。
★男性が女性をほめるのは、この行為が女性に近づく最も効果的な方法だと考えていますので、脈ありサインの可能性があります。 男性は、女性に対して可愛いと思わなければ、なかなか褒めたりしないし、相手の女性に好意を抱いているケースに限ります。 ですが、社交辞令的に顔を見たら、ご機嫌をとるように褒める男性もいますが、それらは普段からの行動や表情から本気かどうかは読み取れるものです。本音か建前かを見極めるポイントとしては、褒めている内容から判断できます。 たとえば、表面的な「可愛いね」という褒め言葉ではなく、「今日はいつもより一段と輝いて可愛いね」といった具合です。中身が伴う褒め言葉かどうかです。 また、女性慣れしている男性は、どんな女性にもいつも褒めて喜ばせるような言葉を口にすることが多いので、気をつける必要があります。 本当に女性のことを思っているのであれば、褒め言葉だけでなく、誘ってくるとか、何らかのアクションがあるはずです。軽くてチャラい男もよく褒めるので、日頃の性格なども考えて恋愛対象として意識されているかをチェックしましょう。
★「男性が目で追っているな」、「男性と視線がよく合うな」と感じたら、少なくとも関心と興味を持たれている証拠で、脈ありサインの可能性があります。 男性は常に女性を追っかけてモノにしようとする生き物ですので、街中でプロポーションのいい美人とすれ違っただけで、目で追っています。たとえ、彼女とデート中でもそうです。 男は狩人の本能を持っているため、どうしても獲物を見たときには、襲いかかるために獲物を凝視する性質があります。 ですから、女性を見ても同じような本能が出てしまうので、好きになった女性とか気に入った女性には、無意識のうちに目で追っかけてしまうのです。そのときには、瞳孔も開いているようですが、それについては、現実に確認ができないのが残念です。 なお、視線の動きには、チラッと見ては目を逸らす、気づかれないように上目遣いで見る、遠くからそっと眺めている、横目でチラチラ見ている、などいろいろありますが、見られている女性は必ず気配を感じるか察しているはずです。偶然目が合ったのかと思うときには、一度目を逸らして再度合うかどうかを確認するといいでしょう。 お互いに関心を持っている男と女のコミュニケーションは、アイコンタクトからスタートするものですので、そのアイコンタクトが「脈ありサイン」か「脈なしサイン」かをしっかり見極めることが恋愛成就には大切なことです。 そして恋愛対象にしてもありと思える男性なら、そのサインを見逃さず相手の行動に応えてあげないと恋は始まりません。
★男の脈ありサインには、好きな人には、特別扱いをすることがあるので、見逃さないことです。 たとえば、男性は、職場やサークルの仲間に旅行土産を買って行ったとき、全員に同じものを配りながらも好きな相手にはそっと「キミが好きそうなお菓子かと思って・・・」とひと言添えることがあります。ある女性をこのように特別扱いをするときには、その女性に好感を持っていることは確かです。 あるいは、女性から仕事の頼みごとをされたときに、「あ、いいよ」とこともなげに請け負うのではなく、「今日は飲み会があったんだけど、キミも大変そうだし、キミの頼みだから、飲み会を取りやめにして何とか手伝ってあげるよ」などという場合もそうです。 心理学では、「特定化の心理効果」と呼ばれていますが、男性から特別扱いされたと感じる女性は、好意を持たれているのです。 また、周囲の女性にはクールな態度を取っているのに、ある女性にだけ優しいとか笑顔を向けてくれるという男性の行動も脈ありサインです。 ただし、女性自身が特別扱いされることに弱いことを知った上で、特別扱いするパターンもあるので、脈ありサインだとしても、都合のいい女にされないよう、交際後の言動には注意しておく必要があるでしょう。
★男性はくつろいで同性と会話しているときには、深く腰かけて腕組みをしながらしゃべったりするものですが、気になる女性と話すときには、椅子に浅く腰かけて、拒否サインである腕組みなどはせず、前のめりになって話そうとします。 いつもとは違い、幾分落ち着かずソワソワしながら、手を顔に持っていったり、鼻を触ったりするものです。 また、会話しているテーブルの前にコーヒーカップでもあれば、それをそっと横にずらしたりしますが、これは彼女とのパーソナルスペースを取り除いて親しくしようとするしぐさでもあります。 こうなると、まさに脈ありサインの典型と判断してもいいでしょう。 これらの行為やしぐさは、女性に対して心を開こうとするサインであり、好意的に思うからこそ生まれる行動です。椅子に浅く腰をかける姿勢も相手に興味があることの意思表示であり、興味のない相手にはしない行動です。また、会話中に男性が相づちをよく打ち、しっかり聞いているよとアピールすることもあるでしょう。 男と女のコミュニケーションは会話だけでなく、会話中の姿勢などにも表れますので注意してみましょう。男性自身も自分では気づかない、無意識のうちに、女性への脈ありサインを出しているかもしれません。
★男性は一般に、女性より口数が少なく、自分の気持ちを表現するのが苦手な人が多いようです。ですが、表現したくない、と思っているわけではありません。言葉以外に、彼の心が表れていることもあるのです。 なかでもわかりやすいのは男性の手の動きです。話をしているとき、向かい合っている彼の手の動きで、相手の女性に対してどう感じているかがわかることがあります。これを心理学では「ハンド・ランゲージ」と呼ばれています。 代表的なハンド・ランゲージとしては、 ★相手に対して好意的な脈ありサイン @ 手を握らずに、リラックスして広げている・・・話を聞こうとしている。 A 両手をテーブルの上などに広げている・・・相手を受け入れている。 B 向かい合うテーブルの上の目障りなものを端にどけて、近づくように乗り出す・・・もっと近づきたい、仲良くなりたい。 ★相手に対して否定的な脈なしサイン @ 鼻の下に手を当てる・・・相手の話を疑っている。 A 話をするとき、こぶしを握っている・・・相手に怒りや不愉快さを感じている。 B 両手をものの上に置き、両手の親指を向かい合わせる・・・相手の話を聞きたくないのに我慢している。 女性としては、男性の手の動きに表れている脈ありサインと脈なしサインを見逃さないようにすることが大切です。 |
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