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私たちは、好きな男性とか、好意を抱いた女性に対しては、自然と仕草や動作、行動に出てしまうもので、いちばんよくあるパターンとしては、目で追う仕草ではないでしょうか。 ★視線以外にも、女性に対する男性の好意の仕草、態度、サインはいろいろありますので、ここでは、それらを紹介しましょう。
★あなたの話に興味があったり、あなたに関心があれば、磁石のように、好きな女性に彼の体は引き寄せられ、とくにあなたの口元のほうへ吸い寄せられていくものです。 男心と女心は陽と陰で成り立っており、好意があれば、磁石のごとくお互いに吸い寄せられていき、その反対にお互いに好みが合わなければ、プラスとプラス、あるいはマイナスとマイナスの磁石のように自然と遠ざかっていくのが、陰陽の原理です。 あなたが彼と喫茶店で向かい合って紅茶を飲みながら話をしているときに、会話がだんだんと盛り上がってくる場合がありますが、そんなときには、彼はあなたに吸い寄せられるように、身を乗り出す仕草をして、「ふんふん、それで・・・」と相づちを打ちながらあなたの話を聞こうとすることはありませんか。 もし、あなたが、それほど好みではない男性と対話しているときなどは、たとえ彼が面白い話をしていても、彼のほうに身を乗り出していくことはないでしょう。 男と女は生理的に受け付けない相手に対しては、できるだけ遠ざかろうとする原則があります。ですから、あなたが最近の芸能界の話題などで面白おかしく笑わそうとしても、彼は一向に身を乗りだしてこないか、ソファに座ったまま、ただ聞いているというだけで、それほどあなたの話を真剣には聞かないものです。 これは、残念ながら相手にとって興味がない内容か、あるいは、あなたに興味がないか、関心がないからです。 もし、彼があなたのことを気に入っているのであれば、たとえつまらない話であっても、「さも興味があるよ」という態度で、急に上体を起こし座りなおして、うなずいたり、相槌を打ったりして熱心にあなたの話に耳を傾け始めることでしょう。 そのときの姿勢は、たいてい前かがみになって、あなたの顔に近づいているはずです。 この前かがみで聞こうとする姿勢こそ、女性の凹に男性の凸が収まろうとする心理であり、あなたに対して、好意や期待感を持ったときにとる姿勢なのです。 これは男性からのアクションだけでなく、話しに夢中になっているあなたも、相手の男性が身を乗り出してきたら、あなたの姿勢もその男性のほうへ自然に身を乗り出して、今にもキスをするのではないかというような体勢になっているものです。 ですから、あなたも、彼との話が盛り上がったら、お互いに顔を見ながら、だんだんと顔を寄せて、相手が顔を寄せてくるかどうか反応を見ましょう。
★男性は、好きな女性でなくても、狩人精神があるため、どんな女性とも基本的にキスはできますが、そのキスをするとき、その仕方によって、彼の本当の気持ちが分かるものです。 彼が女性を本当に好きであれば、舌を柔らかくして女性の舌をまさぐろうとしますが、その気がないときには、舌を固くして拒絶反応を示すものです。 そういう時は、普通はカラダが固くなり、その固くなったカラダに自分の気持ちを深く閉じ込め、女性を拒絶する状態になるのです。 これは、人が死んで亡き骸となり、遺体が硬直して柔らかさがなくなるのと同じで、魂がカラダから抜け去ってしまったからです。 カラダの中でも、それが端的に分かるのが舌の状態です。 嫌いな相手が去ったあとは、舌を固くして舌を突き出したりしますが、これは、これ以上近づくなという拒否サインなのです。 あなたも子どもの頃、友だちとケンカなどすると「あっかんべぇ」と言って、舌を突き出した記憶があるでしょうが、これも相手を拒絶するしぐさです。 ですから、嫌いな相手と交渉しているときとか、どうしても虫の好かない人などと話していると、どうしても舌が固くなって拒絶反応の特徴を示すことがあります。 逆に相手のことが好きで相手を積極的に受け入れたいと思っているときは、魂(愛情)が喜んでいるので、自然と表情は柔らかくなり、カラダ全体もリラックスして、舌も柔らかくなって動きが出てくるのです。 私たちが、美味しそうなフランス料理を目の前にしたら、自然と舌なめずりするように、舌の動きも滑らかになるようなものです。 逆に、まずい料理を出されますと、舌を固く突き出して吐き出すようなしぐさになるのです。 ですから、あなたが新入社員の歓迎コンパなどで男性と知り合ったとき、喉も渇いていないのに、舌なめずりするようなしぐさをしますと、心の中ではあなたを食べてしまいたいと思っているのです。
★男同士の飲み会など、彼女や彼女と親しい人が近くにいない場所では、彼女への気持ちを全開にして、彼女の良いところをたくさん褒めまくります。 軽いナンパ男なら、好意をむき出しにしてアピールするでしょうが、ふつうの男性は、気になる女性がいても、あからさまに「好き、好き」などと好意を前面に出して迫るような人はほとんどいないものです。 ですが、男性の好意の気持ちが、それほど高まっていないからアピールできないのではなく、ただ、好意を持っている女性を目の前にして、自分の気持ちを表面に出す手段を知らないだけです。そのうえ、恥ずかしさもあります。 ですが、彼女のいないときには、自分が今までじっくり観察してきた彼女の良いところや魅力的なところなどを、満足の行くまで褒めまくり、つもり積もった自分の想いを晴らすわけです。 また、男性は女性に比べ、自分の好きな人を友だちなどに高く評価してもらいたい傾向があるため、自分の好きな女性の悪口を言ったりすることがあまりありません。 その心理の裏返しで、自分では意識して褒めているつもりでなくても、自分の友だちが、自分の好きな女性に対して好印象を抱くような話を進んでしてしまうというわけです。
★恋愛も同じことが言え、異性との共通点が多ければ多いほど親近感を覚え、いつの間にか恋に落ちていたということもあります。「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、人には自分と似たものに好感を持つという心理があります。 人は同じような境遇や考えを持つ人に好感を抱くようになるという心理学の法則があります。例えば同じ血液型や同じ大学出身、あるいは同郷であった人と出会ったとき、不思議と「良い人だ」や「仲良くなれそうだ」と思うことがあるものです。 男性は無意識にしろ、意識的にしろ、気になっている女性がいて、その女性の好みを知ってしまうと、自分もその影響を受けてしまい、彼女のファッションセンスなどに合わせるようになります。 また、ファッションだけでなく、小物、趣味、食べ物など、特別にこだわりが強い男性でなければ、自分の趣味や嗜好も彼女に合わせてしまいます。 例えばファッション、普段は何のこだわりも持っていなかったけれど、洋服を新調する時に、ふと「あの子はこんなのが好きだって言ってたな……」と思い出して、その彼女のセンスに沿ったアイテムを買ってしまいます。 このように、今までこだわっていなかった部分において、ついつい彼女の影を追いながら選んでしまうために、いつの間にか彼女好みの品物を揃えた男性に変身してしまいます。 しかし、このおかげで、彼女に褒められたり、会話の糸口を掴めたりと、良いこともあるようです。 |
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