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靴下を脱ぎっぱなしにしている、ゴミを捨てに行ってくれない、頼んだ買い物を忘れる、読んだ新聞を元に戻してくれない・・・。 一緒に暮らす上で、こういったささいな問題は数え切れないほど存在します。 もともとまったく違う環境で育った他人同士が共同生活を送るのですから、当たり前といえば当たり前なのかもしれません。 ★結婚生活での不満を解消できるかどうかは、お互いに向き合う姿勢があるかどうかで決まります。
★結婚生活で大切なのは、靴下の脱ぎっぱなしを直せるかどうかではなく、こういった問題に、お互いに向き合う姿勢を作れるかどうか、なのです。 女性はこういうシーンで、自分の不満を相手に伝えることを最優先しがちです。 「ねえ、何度言っても、どうしてあなたは靴下を直してくれないの?」 これに対し、男性は言葉をそのままの意味として受け取ります。靴下を脱ぎっぱなしにしていたことを責められているのではなく、それを直せない自分に対して、女性が不満を抱いていると感じるのです。 こうした小さな違いが蓄積することで、夫婦の関係は少しずつ変化してしまいます。しかし、ちょっと対応を変えるだけで、お互いのストレスを劇的に軽減することができるのです。 まず、男性に何かを主張したいのなら、「問題提起(相談)」というかたちでコミュニケーションをすべきです。 「○○しておいてって、言ったじゃない!」などの、女性特有の感情に任せた言い方は、男性からしてみれば、ただの文句にしか聞こえないのですから。 文句は、解決すべき事項ではないので、「わかったよ、もう君に任せるよ」、「ちょっと悪いけど、忙しいから部屋に入るよ」と言って、その場から一刻でも早く、逃げ出そうとします。
★同じ事柄でも問題提起のかたちにしてあげるだけで、男性は自然と、その問題を解決しようと頭を働かせるのです。 「ねえねえ、昨日お願いした○○だけど、今日のお昼までらしいの。でも、私は別の用事があって対応できないんだけど、どうしよう?」 ちょっと面倒くさいと思うでしょうが、こんなことでケンカして、ふたりして一日中険悪なムードでいるのも、これまたバカらしいことです。 「あ、そうなの? じゃあ、俺がやっておくよ」 これまでさんざん言ってもやってくれなかったのに、さらりとそんな言葉が出てくるなんて、驚きです。もし相手がそう言ってくれたのなら、おおげさなくらい、喜ぶことも忘れてはいけません。 「ほんと。すごい助かる! じゃあ、お願いするね、ありがとう!」 まあ、これで用事を済ませて家に帰ったら、まだやってくれていなかった、という可能性も高いのですが、それでも、お互いの心に「しこり」を残すことは回避できています。それでよしとすべきです。
「どう思う?」 「どうしたい?」 「どうすればいい?」 このように、問題事項に対してしっかりと向き合う姿勢を見せてくれている男性は、結婚生活もうまく続けていけるはずです。 逆に「そんなこと、お前が自分で考えろよ」「それは君に任せたって、言ったじゃないか」などと言って、問題そのものに向き合おうとしない男性は、ちょっと難しいかもしれません。
★男性をうまく転がすことが、幸せの秘訣です。 ヒステリーを起こして、その都度感情をぶつけていては、男性はどんどん警戒心を強くしてしまうでしょう。もはや、家は居心地のよい場所ではなくなり、外に自分の居場所を求めるようになります。 ゲーム感覚で、「これでもダメか〜。なら、これでどうだ!」などと内心思いながら、コミュニケーションをとるのが楽しみになるぐらいの余裕を持ちましょう。
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