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★同じ共同体験でも、互いにびっしょり汗を流すと興奮の度合いがぐんと強まって、心理的に近づく効果があります。 恋愛心理学では、「興奮体験の効果」といいます。 たとえば、ベッドインをしたとしましょう。 このとき、ベッドインしたからもう大丈夫かというと、そんなことはありません。仮にあなたが、まったく汗をかかなかったら、彼は離れていく可能性があります。 それはベッドでの共同体験をしていながら、同じ興奮体験とならなかったからです。 すると男は、「自分と体質的に合わない」と自分の内部で確認してしまうのです。 それほど汗の効果は大きいのです。 なぜ男は、それほど汗を重要視するかというと、単に女性が「行為で汗をかいた」とは思わず、「自分と一緒にいたから汗をかいた」と思いたいからなのです。 一緒に荷物を運んで汗をかいたときでさえも、そう思いたいのが男心です。 そこで汗をかいたときは、自分のハンカチでさっさと拭いては損です。 「こんなに汗かいちゃったの」といいながら、汗の顔や腕を、彼の前に差し出すことです。すると彼は、「ほんとだ」といいながら、自分のハンカチで拭こうとするかもしれません。 これでぐっと心理的に近寄ります。もし男も汗をかいていたら、あなたのハンカチで拭いてやればいいのです。簡単でしょう。
★揺れる吊り橋を渡ろうとするとドキドキしますが、それを異性へのトキメキと勘違いし、相手を好きになってしまうことを言います。 これを恋愛心理学では「吊り橋効果」と名づけています。 別に「吊り橋」でなくてもよく、何かドキドキするような体験であれば同様の効果が期待できます。 釣り橋効果を利用するなら、「お化け屋敷」「ジェットコースター」「絶叫マシーン」のようなイベントを遊園地で楽しんだり、ホラーやアクション映画を見たり、山のドライブなどもいいでしょう。 この「吊り橋効果」を有効に利用して恋愛に発展させようと思ったら、そういった効果が期待できるシチュエーションを逃さないことが大事です。 チャンスを逃さず、そのタイミングで意中の人にアプローチしてみましょう。
★笑顔で好意に伝えれば、それに対して、相手からも好意が返ってきますが、恋愛心理学では「好意の返報性」と言われています。 たとえば、誰かに誕生日プレゼントをもらったら、その相手の誕生日にも「お返しをしなければ・・・」という気持ちになることもありますが、これも好意の返報性に当てはまります。 職場でも美人でないのに周囲から好意をもたれる人がいますが、そういう人は、微笑み美人で周囲を明るくしたり、元気にしたりしているはずです。ですから、周囲から好かれるのです。 この好意を特定の異性に向ければ、その相手からも好意が返ってくるわけですから、この好意の返報性を恋愛に活用することで、お互いの距離を縮めることが可能となります。 ただし、さり気なく好意を伝えることがポイントです。 たとえば、「相手の名前で呼ぶようにする」「相手の話に興味を持って耳を傾ける」「相手のことを褒める」というふうに、「これくらいの好意なら返せられる」と感じられる程度の好意にとどめておきましょう。 ダイレクトに「好きです!」と言ってしまえば、同程度の好意を返せないこともあり、相手から接触を避けるようなことにもなりかねません。気をつけましょう。
★男と女というのは、自分にないものを持っている異性に磁石のように引き寄せられ、惹かれあうと習性が本能的にありますが、恋愛心理学では、これを「相補性の法則」と言います。 結婚でも、似たような性格をしている男女が結びつくよりも、正反対の性格をしている男女のほうがより結びつきは強くなるものです。 磁石だって、プラスとプラスは反発するし、引き付けあうのはプラスとマイナスでしょう。 これを恋愛に活用するとすれば、女性の弱さを見せるだけでいいのです。男性は女性を助けることで喜びを感じるのです。 たとえば、女性が「自分の部屋の電灯が切れて替えられない」と困った顔で隣の部屋の男性に声をかけるのです。男としては、親しくつき合ったことがなくても、思わず、「じゃ、替えに行ってやろうか?」というはずです。そのとき「ほんとう? うれしい」といえば、目的完了です。 これは補完性の効果をみごとに実践した例ですが、このあと、もうひとつ演出が残っています。 「やっぱり女一人じゃダメね」といいつつ、お酒の用意をするといのはどうでしょう。 |
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