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彼のマンションを訪ねたら、山の風景を描いた水彩画を飾ってありました。 あなたがそれを見ていたら、「オレ、昔、学校の美術部で水彩画を描いていたんだ」と教えてくれました。 このとき、あなたはどうアクションを起こしたらよいのでしょうか。 【出題】 @ やっぱり、ちょっと描き方が雑だなあと思ったよ A スポーツマンだと思っていたのに、こんな繊細な趣味があったのね、意外だわ B 私も油絵の経験があるから、今度、水彩画の手ほどきをしてよ C 私も部屋に飾りたいので、良かったら私の似顔絵、描いてくれない 【出題の検証】 @は、ダメでしょう。 こういう返事をしているようでは、他人の気持ちが理解できないし、周囲の空気も読めていないし、別れるのも時間の問題ですよ。自分の気持ちを素直に言うのはいいことですが、相手が好きでやっていることを頭から否定されたのでは、恋愛関係も長くは続かないでしょう。 Aは、「意外だわ」というのは、自分の知らなかった彼の一面を垣間見たときに自然と口から漏れる言葉ですが、もうひとつ彼の気持ちをとらえるインパクトがありません。 「意外だわ」と言うだけでは、それ以上の感動を覚えませんので、もし、言うのであれば、「意外だわ、あなたのこと見直しちゃった」と言えば良いでしょう。 Bは、彼のやっていることに共感しているから、彼が不愉快になることはなく、自分の趣味を理解できる女性だと思って、彼は間違いなく喜んでいるはずです。 ここでポイントになるのは、「水彩画の手ほどきをしてよ」ということです。 男性は自分の趣味に共感してくれる人を同志だと思う傾向があり、「気の合う女性」だと勝手に思います。 たとえどんな些細なことでも、一緒にやり遂げるということは、親密感を高める効果があり、恋愛にしても結婚生活にしても、長く維持していくためには、共通の趣味を持つことは大切です。ですから正解はBです。 Cは、「私の似顔絵、描いてよ」と相手にただ依頼しているだけなので、趣味を通しての親密感はそれほど高まらないでしょう。 |
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