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「この人には何かある」と思わせたり、「ほかの人とは違うオーラを感じる」と思わせることができたら、もう相手のあなたへの態度は特別なものになるはずです。 たとえあなたが百パーセントの仕事をしたとしても、さらにまだ何かあるようにパーフェクトな仕上がり、そんなときも、みんなに「この人は、まだまだほかの何かを持っているだろうな」と「余韻」と「余裕」を思わせるのです。 本当は必死の思いで仕上げたとしても、余裕の表情で微笑んでみたらどうでしょうか。相手は意外に思うかもしれませんが、満足して喜ぶでしょう。 「こんなに余裕たっぷりで立派な仕事をしてきてくれた」と、「また、この人にお願いしよう」と思うでしょう。 ★ここでは、男性を本気にさせるのは「余韻」と「余裕」のある女性の特徴と余韻と余裕を生かす方法についてご紹介しましょう。
世の中には、仕事のできにあまり満足がいかなかったために、わざわざ必死にやったことをアピールする人もいます。 仕事を発注してきた人に、「そうか、そんなにやってくれたのか」と思ってもらうために、「夜も寝ないでやりました」などと演技でごまかそうとするものです。ですが、世の中はそんなに甘くありません。すぐに見破られて、この人にはもうお願いするのはやめよう、となるでしょう。 これはわかりやすい例ですが、すべてに言えることです。 ★仕事も、勉強も、友人との付き合いも、それに恋愛もです。一生懸命であっても、一生懸命さを押し売りしないことが、その人の魅力を大きく膨らませるのです。 それが余韻というものです。 「何事も百パーセントではなく少し残す」ということは、「百パーセント以上の仕事をして、でも、相手に百パーセントやってきたことを感じさせない」ことなのです。 ★全部見せてしまったら、それで完結です。 10回の連続ドラマなのに、第一回ですべてを見せてしまったら、それで終わりです。「この人からは、次に何が出てくるのだろう」という期待感を持たせることで、長いつきあいにつながっていくのです。
★ここで「余韻」を身に着ける方法を考えてみましょう。 ここで言う余韻とは、相手の人にあなたのことを「もっと知りたい」と思わせるのです。 ★余韻を身につけるうえで、まず大切なことは、普段の学習です。 学習といっても、机に向かって教科書を開くことではありません。テレビのニュースをよく見ることです。とくに、社会情勢や経済に関することには注意を払って、その内容を頭に入れておきましょう。 たとえば今なら、不況が起きている背景や、銀行や企業がどんな動きをしているか、それが私たちの生活にどんな影響があるのかといったことを、理解しましょう。 次に、文化芸術に関する見識を養っておくことです。どこの美術館で、今どんな展覧会をやっているか、それはどういうものなのか。できれば、実際に足を運んで観られればそれが一番です。 芸術は人間の表情をつくります。芸術に触れることが、その人に生きるうえでの余裕さえ与えてくれます。時を越えて残ってきたものの生命力は、人に美の強さを見せてくれるでしょう。そういうものに触れることによって、その人の人間としての奥深さが作られるのです。 まさにそれは「余韻」に通じるものです。すばらしい芸術は、それを鑑賞したあとでも、そのエネルギーが自分に乗り移ったかのような感覚を刻んでくれます。
★「余韻を生かす」には、言いたいことをすべて言うのではなく、ひとつぐらい心の中にしまっておくのです。 やりたいことのほとんどすべてをやったとしても、たったひとつだけやり足らないことを、身体の中に閉じ込めておくのです。そういう気持ちを持っていると、相手に「余韻」を感じさせることができます。 普段から「余韻」を身につけておくと、初対面の人にも「余韻」を感じてもらえます。「この人には何かある、何か違うものを持っている」と相手の人は思います。 ★「余韻」は恋愛でも大きな魅力になります。 人はその「何か」を知りたくて、相手に向かって一歩を踏み出すのではないでしょうか。それが恋の始まりになるはずです。 |
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