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男が女を好きになるきっかけは、ほんの一瞬の女性のしぐさ、視線の動きです。それは一種のフェロモンのようでもあり、それ以上かもしれません。男の気持ちを揺り動かすのです。男は、異性を引き寄せる女性の微妙の香りを感知する敏感な嗅覚を備えているものです。 女性が何かに夢中になっているしぐさに、胸がキュッとなったのです。その自然な動き、女性の腕の筋肉や頬に緊張感が走っているとき、つまり一生懸命生きているその美しさに、「好き」という感情が生まれるものです。 ★恋の話をしているときに「好き」と思えることなんて、そんなに多くないはずです。それよりも、女性が何かに心を奪われ、内面の輝きが外に表れた瞬間に「好き」という感情が沸き起こるのです。
★愛されて大切にされる女性になる方法の1点目は、まず彼を愛する努力をすることです。愛する努力をしない人は、愛されませんし、人のことを愛することができません。 ただし、一時流行ったメッシー、アッシーと呼ばれた男性のように、貢いだり、車で送り迎えしたりすることが努力ではありません。決して「何かをしてあげる」ことが努力ではないのです。 生きてきた環境がまるで違う二人が、何かの縁で出会いました。早く言えば、衣食住のすべてが別の惑星から来た、思えるぐらい違っている二人が出会ったのです。人間は、そういう違いを知りつつ相手に合わせていくものです。食べ物や服の好みだって違います。生活感覚も千差万別です。皆それぞれの環境の中で育ってきたのです。 自分のそういうものを頑固に守ろうとしていては、二人の関係は成立しないでしょう。そんなことは分かっています、とい人も多いでしょうが、本当にそうでしょうか。恋人同士の言い争いは、育ってきた環境が原因になっていることが多いものです。何もかもが自分にとっては当たり前のことなので、改めて振り返ってみようと思わないだけかもしれません。 ★違った環境で育ってきたのだから、相手に合わせる努力も大切 二人が出会うまでの環境の違いを認識し、相手に合わせる努力を忘れている人が多すぎます。よく思い出してください。相手に、自分の感覚に合わせることばかり要求してきませんでしたか。自分から相手に合わせる努力をしてこなかったのではありませんか。喧嘩ばかりしているとしたら、それは、そんな根本的な努力を怠っているせいではないでしょうか。 さらに、もっと大切な努力があります。あなたは愛の気持ちを、もっともっと自分の向ける努力をしていますか。「自分磨き」の努力を忘れていませんか。もうお付き合いをしているのだから、このままの自分でいいや、と胡坐をかいていませんか。 自分の肉体をもっと磨いたり、知的な面でも尊敬されるように、人格を磨く努力を怠ってはいませんか。 恋愛関係においては、「自分磨き」の休日はありません。人を愛するということには、責任が伴います。その責任感が、相手に尊敬される人間性を育み、愛を保っていくための原動力になるのです。
★愛されて大切にされる女性になる方法の2点目は、誰にでも「いい顔」をしないことです。同性の女性から愛されないような女性は失格です。 誰にでも「いい顔」をする女性は、あまり好かれません。何かを頼んだら絶対イヤとは言わない。そういう態度が、逆に女性から敬遠される原因ではないでしょうか。 「えっ、助けてくれる人が愛されないの?」と疑問に思うかもしれませんが、誰に対しても愛想よくしすぎることは、案外嫌われる原因にもなっているのです。 自分を持たないというか、皆に合わせるだけのお付き合いをしている印象が、否定される原因となるのです。そういう女性は一見かわいいですし、こちらに被害を与えるわけではありませんが、愛する対象にはなりません。 女性が、その女性に嫉妬しているわけではなく、「本音が見えない点」に疑問を持つのです。すべての人がその人なりの個性を持っているにもかかわらず、そういう女性はどんな人も同じように扱ってしまうからです。通り一編の態度に見えるのです。平等精神が裏目に出ているのです。 ★自分の気持ちを素直に表現する 女性は基本的に、白黒をはっきりさせるのが好きです。好きなら好き、嫌いなら嫌いと、相手にも自分なりの基準ではっきりモノを言ってもらったほうがスッキリするのが女性ではないでしょうか。だから、好き、いや嫌い、違うやっぱり好き、う〜んやっぱり嫌い、なんてことを人の顔を見ながら言う女性に反発を感じるのです。嫌いなら嫌いと言われたほうが、その人のことを認められるのです。 ですから、一見すると何でも聞いてくれそうに見える女性、何を言っても受け入れてくれそうな女性、そういう女性に対して、多くの女性は反発を感じるようです。逆に、自分の世界をきちんと持っていてむやみに人に従わない女性や、どこか不器用なところのある女性が、多くの女性の共感を集め愛されるのです。 何でも中途半端はよくないです。はっきり、自分の気持ちを表現することが愛されるコツです。それが難しいのなら、せめて相手に合わせて作り笑いをしたりするのはやめましょう。 本当に楽しければ笑う。そうでなければ笑わない。そんな自然な表情を見せていたほうが。皆から興味をもたれるかもしれません。
★愛されて大切にされる女性になる方法の3点目は、家族に対する愛情と彼に対する愛情との違いを知ることです。彼に対する愛情には、彼を引き止める「魅力」がいる。 愛される女性、大切にされる女性になるには、家族に対するような愛情ではなく、彼に対する愛情を注いで、相手に束縛したくなるように餌を撒いておく必要があります。 家族の場合には、愛情を注ぐとか何かをしなくても一生近くにいることができますが、他人の彼にはそうはいきません。何かがあれば離れていくものです。そこには、彼を引き止める「魅力」が必要なのです。つまり「餌」が必要です。 家族に対しては、特別に相手を引き付けるものを持たなくても一緒にいられます。ですが、恋人や彼は違います。何か「自分だけの魅力」を見せて引き付けておかなくては長く一緒にいられません。つまり、相手を引き付ける「餌」をいつも見せつけておくことが大切なのです。その餌の役割をするのが、自分だけの魅力ということになるでしょう。 その人の魅力だって「餌」なのです。地位も名誉も仕事に対する熱意や情熱だって、相手を引き付けておく「餌」に違いありません。餌はその後、その人の中で栄養になって体力や知力になっていきます。決して悪いものではありません。「餌」があることによって、二人はいつも一緒にいられるのです。 ★精神的な魅力という餌を彼に与えることが愛される女性になる だから、お互いが精神的な魅力である「餌」を与え合うことが、他人同士の愛情表現です。愛する人のために、まずは自分に栄養を与え輝き育っていく。そして次に愛する人に栄養を与え輝かせていく。愛される女性、大切にされる女性とは、そういう関係が持てる人です。 ですが、家族は違うでしょう。食事という文字通りの餌はずっと与えてもらってきました。生まれて以来、ずっと食べさせてもらい、今日のあなたに育ってきました。少々難があっても離れない関係が家族です。 このように、家族との関係は食べ物に、他人との関係は精神的な糧に置き換えられるのです。それがすべてではないでしょうが、それが家族の愛情と他人の愛情の大きな違いです。家族との絆は、特別なことをしなくても自然に身についています。意識しなくても分かち合っているし、存在しているのです。 家族においても他人同士においても、「餌」は人をつなぐパワーです。 |
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