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男の不倫や浮気がなぜ止められないのかと言えば、その男の浮気心や不倫心に匹敵するだけの「都合のいい女」や「尻軽女性」がいるからであり、男と女は陽と陰の関係でバランスが保たれており、男の考えていることに同調する女性が、必ず同じ人数だけ必ずいるということです。 ★ここでは、浮気や不倫を止められない男の本能や本音について、ご紹介しましょう。
★男というのは、過去に関係をもった元カノに、再度、ちょっかいを出して浮気や不倫をするという本能や心理があります。 ★元カノにとっては、「なぜなの?」と思ってしまうでしょう。 つまり、新規に新しい女性を開拓して浮気や不倫をしようと思うと、最初から恋のプロセスを踏んで段取りどおり進めないと、女性を口説き落とすことは難しいことを知っているからです。 なぜなら、ひとりの女性を射止めようと思ったら、それなりの金銭の浪費と莫大な労力と時間がかかることを知っているからです。 ちょっとばかりつまみ食いをしたいだけなのに、新しいつまみ食いに労力をかけている暇もお金もないので、つまみ食いをするのなら、前の彼女を相手にするのがもっとも労力が少なくてすみます。 そのような男性心理が働くために、男は一度関係を持った元カノには、別れ際も優しくするし、キープしようとするのです。これも無意識の本能です。 女性として、それを聞くと、「エッチしたいだけなら別の人を探せばいいのに」と思うかもしれませんが、男性の本音は、「君と同じくらいのレベルの女性を探したいけど、それほど一生懸命、つまみ食いのために労力をかけていられないんだ」となるのです。 つまり、浮気をしたくても、かけられる労力には限界があるので、「君と同じくらいのレベルの女の子と浮気すること」が実際にはなかなかできないのです。 だから、昔つきあっていた元カノにちょっかいをかけるのです。 ★この男の本能を知っていれば、世の中のすべての男の浮気を根絶できる方法はあるのですが、現実問題としてはできないでしょう。 たとえば、世の中のすべての女性が一致団結して「男性とのエッチは、誠意と優しさを1年以上継続して示さないと絶対にしない」という協定を結ぶことが可能としたらどうでしょう。 これを守ろうとすると、女性は、最低でも1年間はプラトニックラブを継続してエッチをしなくなります。 そうすると、浮気者の男はこの世に存在しなくなります。 なぜなら、今の彼女と付き合っていて、さらに別の女性と浮気しようと思えば、最低1年間は誠意を見せなければなりません。 誠意を見せるためには、莫大なお金と莫大な時間と労力を費やさなければならないということであり、たいていの男ではその過酷なレースに無事に耐えることはできないでしょう。 その結果、浮気する男は、いなくなるということです。 でも、現実の世界では、そういう協定は成り立ちません。 必ず、協定破りの尻軽女がいるからです。
★本来、男というものは、女性との肉体関係では、「来る者は拒まず」の精神が本能に植えつけられており、女性を選ばないようにできています。 それを端的に表現している諺が、「据え膳食わぬは男の恥」ということです。 これは本膳(本妻)がいても据え膳(浮気)をしないような男は、社会に出ても出世する見込みがなく、男の能力に欠けているという深い意味です。 男は女性と違って、不倫や浮気で肉体関係を結ぶときには、ほとんど女性を選り好みしないし、選ばなくてもいいようなキャパシティーが本能に埋め込まれているのです。 ですが、有能でやり手と言われるような男は、その本能を制御し、女性を選り好みするようになったのです。 その原因は男が稼ぐ経済力にあります。 肉体関係を持てば、当然、子供ができる可能性があり、もし子供ができれば、その女性と子どもを将来にわたって養っていかざるを得ませんが、魅力のない女性に自分の経済力を与えることはしたくないのが男の本音です。 もちろん、経済力が桁外れにあるのであれば、女性を選ぶ必要はなく、できた子どもはすべて養ったらいいのでしょうが、現実問題として、そんな余裕などありません。 男性は、今後稼ぐであろう経済力を、誰に与えるべきか真剣に考え、その女性との間にできた子どもを育てるために、それを使おうとします。したがって、自分の莫大な経済力を与える資質のない、魅力の低い女性からのアプローチは断る必要が出てきます。これが男性に選り好みを芽生えさせたひとつの理由です。 もし、女性を選ばず、手当たり次第にエッチするような男がいたら、逆のことが言えるのです。 経済力や地位や権威を持っていないようなニートやフリーターなどは子どもを育てる気がまったくないため、基本的に女性の選り好みなどしません。 本能のおもむくままに行動するのです。 ですから、結婚をまじめに考えない男と、地位や経済力の低い男は、「来るもの拒まず」という遺伝子の命令を、忠実に実行しやすいといえます。 ただし、そういう男でさえ、自分の自由を奪い束縛する女性を嫌います。束縛されるとほかの女性と浮気ができませんから。
★女性にとっての「性の欲求」と男性にとっては「性の欲求」は、根本的に違いますが、これは男と女の性に関する意識の違いからきています。 @ 男と違う女の「性」に関する意識 男の性的欲求は、種の保存本能から手当たり次第に女性に種を植え付けようとする単純なものですが、女性の場合は、もっとも優れた精子を取り込みたいという欲求が生まれたときから植えつけられています。 そして、優秀な種を残そうとするこの本能が、男性との交わりに対する興味や関心、意識の強さとなって現れているのです。 ですから、女性はこれだと思った男性に対しては、全てを捧げて全身全霊を交わりに打ち込むことが宿命づけられていますが、その反対に価値のない男には見向きもしないのです。 子孫繁栄のためにもっとも優れた精子を得たいという真剣に望む女性と、女性と見れば相手かまわず関係を持とうとする男性の意識の違いが、性的関心の度合いに差も生じているということです。 ですから、女性のほうが性に対して関心が強いのは当たり前なのです。 女性は優秀な男を選りすぐろうとする本能がある さらに、根本的な違いは「女性が妊娠する」という現実が待ち受けているということです。 女性は妊娠して子どもを産み、そして育てることが本能的な営みであり、女性はこれらの一連の子育てについて莫大な労力をかけることになりますが、男性は一瞬の接触行為をするだけです。 ここに、とてつもない不平等が人類生存の初めから厳然として存在するのです。 その不平等の差を縮める本能として、できるだけ優秀な遺伝子を残そうとする働きとなり、この働きがあるからこそ、女性は、優秀な男を選りすぐり価値のある男性を手に入れるようと必死になるのです。 A 男が不倫や浮気で女性を口説くときは嘘をつくもの その結果、男は女性のために誠意ややさしさ、経済力、権威、地位、それに男としての能力を、女性に示さなければならないのです。 その努力たるや大変で、高価なプレゼントをし、結婚を口にし、高級店に連れて行き、あの手この手で女性に尽くし、100パーセントしか能力がないのに120パーセントぐらいの能力があるように誇示しなければならなくなったのです。 でも、もともと人間の能力はどんなに頑張っても100パーセントしかないのに、それを120パーセントに見せかけるためには、超過分の20パーセントは「嘘」だということになります。 ですから、男は不倫や浮気を目的に女性を口説いて落とすためなら、平気で20パーセントの嘘をつくようになったのです。
★男は、不倫や浮気したいと思っている女性、あるいは好きな女性にアタックして、運よく交際にまで持ち込めたとしても、なかなか「好きだよ」とか「愛しているよ」とは言えないものです。 それは照れくさいとかいう次元ではなく、エッチに持ち込む戦略のためにいえないのです。ですから、男性から「好きだよ」とか「愛しているよ」と言われたときには、警戒が必要なのです。 @ 男が女性とつき合う最終目的は、言わずと知れた肉体関係を結ぶためです。 つまり、エッチという目標に向かって自分を磨き、女性の気を惹くために過剰なまでのサービスと誠意を見せて、そして最後の念願を果たすことです。 逆に言えば、最初からエッチができるのなら、男性は女性にサービスをしたり誠意を見せる必要はありません。なぜなら、人間は、できることなら、最小の労力で最高の利益を得ようとする賢い動物だからです。 A 目標を達成するためには、「急がば回れ」ということです。 たとえば、初めてコンパで出会った女性に「エッチしよう」とは言いませんが、これと同じ意味の「好きだよ」も言いません。言った時点で振られるのが分かっているからです。 とくに魅力の高い女性には言いません。 女性が男性の「好きだ」という言葉を受け入れて、その後も交際が続くのであれば、いずれはその男性の気持ちを受け入れて肉体関係を結ばざるを得なくなります。それがイヤなら「好きだ」という言葉を男性が口にした時点で、交際をストップする必要が出てきます。 ですから、男性がこの言葉を口にするのは、絶対に振られないという確信を持てたときなのです。それまでは、誠心誠意を尽くして、「急がば回れ」を貫くのです。 B この言葉の意味を女性の側から考えてみると、男性とは違ったとらえ方になります。 男の「キミが好きだ、愛している」には、「僕はキミに精一杯投資するから、僕のモノになってくれ」という意味があるので、女性は自分より魅力的で価値の高い男性には、いち早くこの言葉を言ってもらいたいのです。 女性としては、とにかく、いち早く「あなたのモノ」になりたいわけです。 しかし、魅力のある強い男ほど、この言葉を簡単には使わないのです。 魅力のある男性は、もともとモテて仕方がないのですから、なにも労せずして、肉体の提供を受けることができるのです。 とくに、魅力の劣る女性には、何も言わなくても、相手のほうから言い寄ってくるから、本人が選り好みしないかぎり、女性に困ることはないでしょう。 このように見てくると、男というのは、魅力の高い女性であろうと、あるいは魅力の低い女性であろうと「好きだ、愛している」とは、なかなか言えないようにできているようです。 ですから、この言葉をすぐに出すような男は、女性にとって危ない男であるので、気をつけましょう。
★不倫への誘惑は、男と女の本能的な行動が一致するところからきていますが、不倫のリスクは、男性よりも女性のほうが非常に高いです。 男性は多くの女性に種をばら撒くという生殖行動が基本ですから、子育てにはできるだけコストや労力をかけたくないという本能です。子育てにコストや労力をかけるようになれば、他の女性に種を撒くことができなくなるからです。 一方、女性はできるだけ優秀な子どもを産んで、子孫繁栄につなげたいという本能があり、そのために自分に給料を全部貢ぐような夫を選ぶという本能があります。 この男と女の本能を心底くすぐってしまうのが不倫という行為なのです。 たとえば、年下の男性と夫と子のある女性が不倫しているケースを考えて見ましょう。 この不倫女性は、夫という自分と子どもにコストをかけてくれる存在がいます。年下の彼からみれば、この不倫女性にコストをかける必要がまったくありません。たとえ不倫相手の女性に子供ができてしまっても、相手の夫に育てさせることができるからです。 現実には、自分の子を相手の夫に育てさせられるほど、甘くはありませんが、数多くの女性と関係して、自分の子を産ませ、そしてその世話は他人の夫にさせるというのは、男の原始的な本能をこれほど満足させるものはないでしょう。 女性はできるだけ優秀な男性の種を残したいという本能がありますので、すきあらば、もっと素敵な男性の子どもを産みたいのです。そして、夫を騙してその子どもを育てさせれば、言うことなしです。女性の本能を最高に満足させることでしょう。 ですが、そうできないのは、リスクがあまりにも大きすぎるからです。 このように、男性にとっても、女性にとっても、不倫という行為はお互いの本能をくすぐる欲望で、誰しも深層心理では望んでいるのです。 、リスクの点から言えば、当然、男性より女性のほうが大きいでしょう。 女性にとっても、このリスクの穴埋めをさせるためには、自分よりレベルの高い男性と付き合うことになるか、少なくとも、自分の夫よりも魅力の高い男でないと不倫心は起きません。 それは、「少しでも優秀な男性の種を残したい」という本能に反するからです。 ここでの例では、年下の男と不倫女性の関係ですが、年下の男が自分の夫より魅力がある、つまり経済力があるとは、普通考えられませんので、年下の男は魅力の低い分、それを埋め合わすために、見せかけの誠意と優しさで不倫女性を騙しているのです。 いずれにしても、不倫の恋が実を結ぶ可能性は少ないといえます。 |
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