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★ここでは、男は目で恋をし、女は匂いで恋をするとか、男はリスクを求め、女は安定を求めて恋をしますが、このような男性と女性の不思議な体や言動の違いを紹介しましょう。
★男と女の不思議な違いは、恋人選びにも表れており、男は目で女性を選び、女は匂いで男性を選んでいるという研究報告もあります。 ある大学で、男女が恋人を選ぶ際、どの感覚を重視しているのかを調べるため、「恋人選びに重視するのはどれですか?」という問いに対して、「ルックス」「声」「肌の感触」「匂い」の4つの選択肢を用意したようです。 最初の調査の結果、男子学生は「ルックス」と「匂い」を重視する割合が同じぐらいであり、一方、女子学生は「匂い」を選ぶ人が多かったようです。 次に、別の大学の学生を対象に同様の調査を行った。選択肢には、前野4つに加えて「相手の収入」「友だちの多さ」「頭の良さ」「楽しいかどうか」「運動能力の良さ」などを追加。 ★その結果、男性は「楽しいかどうか」に次いで「ルックス」、「頭の良さ」を選ぶ人が多かったようです。ここでも男性は見た目の「ルックス」を重視する傾向が強いということが分かります。 一方、女性は、「楽しいかどうか」「頭の良さ」に次いで「匂い」が第3位。ここでも女性は「匂い」にこだわっています。 男性の場合、恋愛はあくまで繁殖行為に至るためのプロセスです。性的な行為の際は、まず自分がその対象となる相手に興奮できなければ成り立たないので、「この女性とベッドインしてみたい」と思えるような、魅力あるルックスの女性を求めてしまうのです。 ★では、女性が嗅覚の「匂い」にこだわるのはなぜだろうか。 これに関しては、1995年にスイスのベルリン大学で非常にユニークな実験をしています。なんと男子学生44人に同じシャツを2晩続けて着用させ、その匂いを女子学生に嗅がせたのです。 その結果、女子学生たちが「セクシーだ」「心地良い」と感じたのは、自分自身と離れたDNAのタイプを持つ男子学生の匂いだったことが判明したようですが、これはどういうことなのでしょう。 基本的に生物は、自分と異なる遺伝子を持つ相手と交配することによって、より強い生命力を持った子孫を残すことができるといわれています。つまり女性は、匂いを手がかりに男性を見分けていたのです。 女性の中には「匂いフェチ」と称して、男性の匂いに強いこだわりを持つ人も少なくありませんが、女性が本能レベルで相手を嗅ぎ分けていると考えるとそれもうなずける話です。
★男性は女性と違い、年齢に関係なく若くて豊満ボディの女性が大好きです。 「オレは女性の年齢や体など気にしない。姉さん女房でもいいじゃないか」 「豊満ボディで恋人を選んでいるわけではない」 と反論する男性もいると思いますが、一般的には、男性はいくつの年齢になっても若い女性に好み、しかも歳を取れば取るほど年下の女性を求める傾向が強いといえます。 実は、これにはちゃんとした生物学的な理由があるのです。 子どもを作る女性の能力における年齢差が大きく関わっているのです。 ★男性は若い女性を選ぶことで、より多くの遺伝子を次世代に残せるわけです。 私たち人間の祖先も、若い女性をパートナーに選んだ男性は、多くの子どもを残しただでしょう。それに対して、若くないパートナーを選んだ男性は、あまり子どもを残せなかったはずです。私たち現代人は彼らの子作り競争の結果であります。 それゆえ、「男性が若い女性を好み引かれてしまう」という性質が現代の男性に受け継がれているのも、ある意味、仕方のない話なのかもしれません。 また、男性が重要視するのは若さだけではありません。豊満なバストや引き締まったウエストなど、グラマーな女性にも非常に弱いのですが、これにも女性の妊娠や出産能力の差が関係してします。 ★逆に女性の場合は、男性ほどパートナーに肉体的な魅力を求めません。それは、なぜなのでしょうか。実はここにも生物学的な理由があって、男性の生殖能力は、女性ほどは年齢とともに劇的に衰えないからです。 男性は女性と違いかなりの高年齢になっても子どもを作ることが可能なので、女性にとっては、パートナーの年齢を示す肉体的魅力は、それほど重要ではないということです。 女性がパートナーの見た目にあまりこだわらない理由には、そういった背景があるのです。
★不思議なことですが、男性が浮気するときには相手の女性が妊娠しやすくなることと、男性も妊娠させやすい生理現象が起こるということです。 基本的に男性と女性では、体の仕組みや言動、振る舞い、言葉使いなどが全く違いますが、ひとつだけ生理現象が同じになることがあります。 つき合って間もないカップルの間でありがちですが、どんなに熱愛していても、時間とともに相手との関係がマンネリ化することは避けられません。 だから、刺激や新鮮味を求めて、浮気をしてしまうのです。 特に男性はできるだけ多くの子孫を残そうとする動物です。ある意味、浮気をするのは自然なことかもしれません。当然ですが、浮気相手との性的関係は恋人や夫婦間のそれよりもドキドキするものです。興奮のあまり、しっかり避妊せずに情事に及ぶことだってあるでしょう。 結果、相手が妊娠してしまい「たった1回の関係で妊娠しちゃうなんてツイてない」などと嘆いているけれども、運のせいにするのは大間違いのようです。 実は、浮気での行為は妊娠しやすいのです。 男性は浮気で興奮すると「テストステロン」というホルモンの分泌量が増えて、質の高い精子が大量に作られます。もちろん女性も興奮しているため、体内での分泌液が多くなり、精子の移動をサポートします。 このダブル効果によって、妊娠確率が大幅にアップするという仕組みになっているのです。
★「男らしさ」や「女らしさ」の好みや言動の違いは、後天的な教育で変化するように考えている人もいますが、どうもこれは先天的なものとして、生まれながらに備わっているようです。 「あなたって往生際が悪いわね、さっさと決断してよ」 「キミは、いつもぶっきらぼうな言い方をするけど、もうすこし女らしい言い方はできないのか」 若い夫婦からお年寄りの夫婦まで、日常生活のなかでよく聞かれるやり取りですね。ですが、そもそも男らしさ、女らしさって、人の一生のいつ頃からそれらしくなるのでしょう。 1960年代から70年代にかけては、「男の子はこうあるべき」「女の子はこうあるべき」という考え方が多かったため、社会が男や女の価値観を押し付けることで、男らしさや女らしさが身についてくるものと思われていたものです。 そうした中、ある学者がサルの雄と雌でオモチャの好みが異なるのか確かめるために次のような実験をしたようです。 一般的に人間の男の子に好きとされる車のオモチャと、女の子に好きとされるぬいぐるみをサル山に置き、子ザルが興味を持って遊んだ時間を調査したそうです。 すると、雄は車のオモチャを好み、雌はぬいぐるみを好むという結果が出たようです。 もともとサルには「男はこうあるべきだ」とか「女はこうあるべきだ」という価値観の押し付けなど、できようはずもありませんから、人間の場合も後天的な要素が男女の性差になるという説は信憑性がないことになります。
★男はリスクを求めてスリルを味わいます。 最近はパチンコや競馬などのギャンブルを楽しむ女性が増えていますが、リスクを求めて賭け事をするというのはやっぱり男の世界の話です。それは脳科学的に見ても明らかなようです。 男の脳にはもともと攻撃的な一面を持っており、雄として雌を手に入れるためにほかの雄と戦わなければならないし、狩や家族を守るためには、戦う必要があったからです。 男たちは戦いの中で、「負けるかもしれない」というリスクを背負いながら勝負をしていきましたが、スリルを楽しむ感覚は、攻撃性とセットで脳にプログラムされ、いつしか発達していったのです。 ★一方、女性は安定を求める方向に進化したのです。 なぜなら、人間に限らず多くの生物は、進化の過程で雌が子どもを産んで育てるという役割を担ってきたからです。雌にとって周囲に危険がないほど子孫は残しやすいため、女性はあまりのリスクを伴うような状況を好まないのです。 アメリカのある大学で、固定された自転車を使ったビデオゲームを男の子と女の子に試したそうです。 画面にはいきなり障害物が現れたり、反対車線から急に対向車がはみ出してくるというリアルなゲームで、衝突を避けるためにどのタイミングでブレーキをかけるのかをチェックしたようです。 すると、男の子は女の子に比べてブレーキをかけるのがずっと遅いことがわかった。理由は「衝突しそうになるのが面白かった」ということです。 一方、ブレーキをかけるのが早かった女の子たちは「怖かった」という声がとても多かったそうです。 この実験結果からもわかるとおり、男はリスクのある行動を取るとワクワクするのです。 |
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