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「もう、男ってどうしてこんなに鈍いの?」なんて、男性に対して思っている女性は多いのではないでしょうか。そして男性のほうにも、「言ってくれなきゃ、わからないよ!」というように、女性に対して不満を持っている人がいるはずです。 これもまた、男性と女性の基本的な違いの一つといってもいいでしょう。 ★ここでは、知らないと損する男と女の発想の違いについてご紹介しますので、相手がどういう思いなのかを知って攻略しましょう。
★男と女の考え方の違いは、男は昔のことを忘れやすいですが、女性は忘れられないようになっているのです。 「ふたりの大事な記念日なのに、どうして忘れちゃったの?」、「私のこと、どうでもいいと思っているの?」 このように男性は昔のことを忘れやすいと思っている女性は、意外と多いかもしれませんが、それは必ずしも彼女のことを大事に思っていないから、というわけではありません。 男性の脳は一度に複数の情報を処理するのが苦手で、新しい情報は処理されるまで脳内の待機列に並びますが、その順番は絶対にやらなければならない仕事や生命に関わることなどが優先され、重要度の高いものから順番に処理されます。 そのため、頼みごとや記念日など比較的重要ではないことは、後回しになり、いつのまにか昔のことを忘れれてしまうものです。 一方、女性は苦い経験をいつまでも覚え、昔のことを忘れられないようにできているのです。 女性が「男性は昔のことを忘れっぽい」と思ってしまう理由は、女性の強力な記憶力にもあります。女性は過去のできごとを、さも今起こったかのように思い出すことができるのです。これこそは女性が生存し、子どもを育てるために太古の昔から鍛えてきた能力です。 女性は本能的に自分や子どもの命を守ることを優先しています。そのため、嫌な経験や辛い失敗を脳の長期記憶を司る領域に記憶し、二度と同じ目に遭うまいとして行動できるのです。 また、恋人とケンカをした男性が「そんなに昔のことまで掘り返すのか?」と、げんなりしてしまうケースがよくありますが、その理由は優れた記憶力だけではないようです。
★男と女の会話の違いは、男性は「解決」を求めて話をしていることが多く、一方の女性は「共感」を求めて話をしていることが多いのです。 男性と女性との会話中、話がどうも噛み合っていない気がすると思った経験をした人は、きっと少なくないはずです。それは、たとえ同じ話題でも、男性と女性の会話の目的や理由が違うことがあるからです。 その根源を探れば、古代の狩猟生活が考え方の基本になっているのです。 男女で考え方が異なるのは、人間がもっと野生に近い状態で暮らしていた頃の本能によるものとされています。人類が石器を使っていた時代、男性は狩に出かけ、女性は集落を守って暮らしていました。 狩りは刻々と状況が変わる中、命がけで行います。狩に出た男性たちは目の前で起こった問題を仲間たちに報告し、いかに獲物を仕留めるかという課題の解決のために会話をしていました。 その間、女性は集落を守り、そこで、仲間たちと会話をし共感しあうことで、集落に異変がないかを確認していたのです。 人類が生き残るために手に入れた「男と女の会話の基本的な違い」は、現代人にも変わらず受け継がれています。
★男と女のモノの取り扱いの違いは、男とモノをあっさり捨てることもできるが、女性はなかなか捨てられないことがあります。 男性に狩猟本能があるため、はプラモデルやマンガ、腕時計やライターなどなど、いろいろな種類のコレクターが多く、女性にとっては集められた物が邪魔になって捨てたくなっていることでしょう。 男性の持っているコレクションが家の中で邪魔になっているという場合は、無理やり捨てたりせず、お互いに納得のいく方法で片付けるべきです。 男性にはいかに大事なコレクションであっても、自分が満足して納得すれば、あっさり物を捨ててしまうことがあるので、時期を見計らうことです。許可を得た上で、コレクションはまとめてどこかにしまい、そしてしばらく時間が経った後、「しばらく出していないけど、あのコレクションどうする?」と聞いてみるのがいいでしょう。 コレクションに飽きていたら、あっさりと捨てることに同意するかもしれません。 反対に女性の場合は「あっさり物を捨てられない」タイプが多いようです。 女性にも身の回りのものがどんどん増えて困ってしまう人はいますが、「大事なものをコレクションする」というタイプよりも、「どうしても捨てられないから、ものが増えていく」というタイプのほうが多いようです。 たとえば、コンビニやスーパーのポリ袋、ラッピング用の紙や空き缶、空きびんなど、今後使いそうもないものを「いつか使うかもしれないから・・」と残してしまうのです。 こういったタイプの場合、「どうしても片付けなければいけない状況」になれば、片づけを了承してくれるものです。部屋を片付けたい場合は、模様替えをする、人を招く予定を立てるなどして、どうしても物を減らさなければいけない状況にすればいいのです。
★男と女の違いは、空間の認識能力の違いにも表れます。 男性と女性では、同じ風景を見ていても、同じように見えてはいないのかもしれません。男性と女性の空間認識能力には違いがあります。男性は遠くにあるものを見ることに優れており、女性は自分の近くにあるものをしっかり見られるということです。 これには左脳と右脳の連携能力の違いが関係しているようです。 男性と女性では脳梁の太さに差があり、左右の能の連携能力に違いが出ます。 物体を立体的に見たり、おおよその距離を測ったりするときは、左右の脳が連携を行っています。このとき、右目から入った情報は左脳、左目から入った情報は右脳を使って処理しています。 男性は左右の脳の連携能力が低い分、左右の目で見た映像の差異が際立つので、奥行きをはっきり認識しやすいのです。 女性の脳は男性と比べると、左右の脳が密接につながっています。そのため、空間認識能力は男性ほどではなく、地図を読んだり、車を運転したりするのは不得手なことが多いようです。 しかしその分、目に入った情報をすばやく認識し、処理することができます。 男性には気づけない小さなものごとを発見する能力に優れているのです。 一方、男性は地図を見たり、遠くのものを認識するのは得意ですが、「灯台下暗し」とでもいうのか、足元が留守になってしまうのです。目の前にあるものが見つからなくて、あちこちを探してしまうということが多いのです。
★男と女では、子供のころの遊び方の違いにも表れ、人によって個人差はありますが、男は子どもの頃からチームで行うスポーツが好きです。そして、女性は子どもの頃からおままごとが好きです。 @ 男の遊び方について とくに男の子が好む野球やサッカー、バスケットボールは、仲間と協力しながら勝利を目指すスポーツです。これって、何かに似ていると思いませんか。仲間と協力しながら獲物を追い詰めて獲得する、狩猟とチームスポーツは、本質的に非常に近いといえます。 どちらも子どもの体力や技術が大切です。それに加えて、目的を達成するためには仲間同士の連携、団結が必須です。男性は自分の能力を伸ばし、仲間同士のチームワークを磨く、ロールプレインゲームのような成長要素が大好きなのです。 A 女の遊び方について 一方、女の子は変身し、演技をするような遊び方が好きです。 女の子の好きな遊び方には、男の子のようにテクニックを磨いて対決する要素はありません。お人形遊びやごっこ遊びのように、社交性が養われるものが多いようです。これは集落を守るという、太古の昔からの本能が関係しているのでしょう。 女性はごっこ遊びを通して、父母や子供、店員と客など、さまざまな役割を演じます。これによって、自分以外の誰かの考え方を想像したり、共感したりという能力を伸ばしていくのです。女性は子供の頃からこうした能力を身につけているため、協調性に優れています。 さらに、ごっこ遊びは「自分は自由に変身できる」という自信を育みます。この自信は成長と同時に、ファッションやお化粧に興味を持つことで、より強まっていきます。 また、女の子には「自分以外の誰かになりたい」という変身願望もあります。考えてみれば、女の子の大好きなアニメには変身ものが多いですね。 男の子の好むヒーローものにも変身要素はありますが、それらは強くなって仲間と協力し、敵と戦うという要素がメインです。 |
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