|
旅先という非日常的な場面で恋が生まれることは珍しくありません。しかし、それはあくまでもきっかけです。関係をもっと深くしたいのなら、お互いの日常的な姿を見せ合う、地道なフォローが不可欠です。 旅先で知り合った異性と恋に落ちる人がいます。 そこまでいかなくても、旅先で一緒になった人たちとメルアドを交換して「絶対、また会おうね!」と約束することは珍しくないでしょうが、旅行から帰ってから実際に連絡をとったり、会ったりは滅多にありません。 また、残念ながら、旅先で知り合った異性との交際も、あまりうまくいかないケースが多いようです。 それは、なぜでしょうか。 旅行では、未知の場所を訪ね、未知の食べ物を味わい、未知の人々と出会います。そして、ドキドキしたり驚いたりしています。この気持ちを味わうために人間は旅行をするともいえるでしょう。 ★この高揚感が旅先で出会う異性を魅力的に見せてしまうのです。さらに、旅での出会いは「これが運命の出会いではないのか」と意味づけされやすく、気分も盛り上がりがちです。 それに加え、旅先ではこれまでつきまとってきた自己評価や劣等意識から解放される人が多く、日常よりも生き生きとして見えるのです。 そのため、今まではスリムな男性にしか心惹かれなかった女性が、たくましい男性に頼りたいという気持ちになったり、自分の趣味とはまったくかけ離れた女性のことが愛おしく見えたりします。 しかし、これはすべて高揚感による幻惑のようなものだということを忘れないことです。 旅行から帰ると幻惑から覚めますし、相手もいままでの自己評価や劣等意識に戻ってしまい「なんで、この人のことが素敵に思えたのかしら・・・」と、愕然としがちです。 同じことはパーティや合コン、クラブでも起こりそうです。日常生活や職場とかけ離れた場所なので、旅先と同じように気分が高揚します。そのため、こんなシチュエーションで出会った異性と昼間に会うと、「こんなはずじゃなかった・・」と思うようになるものです。 |
|
||||
Copyright (C)2015. 男心がわかる恋愛心理学講座.All rights reserved. |