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『吊り橋効果』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 吊り橋効果とは、今にも落ちそうな揺れる吊り橋を渡ると心臓がドキドキしてきます。それを脳が恋愛のドキドキと勘違いしてしまい側にいる異性を好きになってしまうことです。 また、日常が幸せの絶頂にいるような時にはなかなか難しいのです。 ★いちばん効果があるのは、相手が不安や悲しみ、何かに対して落ち込んでいる時です。そういう時は他人の愛に敏感になっているのでちょっと心理的に揺さぶるだけで効果が上がります。状況を見ながら試してみてください。
「お化け屋敷に行きたいわ」といっていながら、イザそこに行くと「私、怖くてダメ」と尻込みしてみませんか? あるいは、「大観覧車に乗りたいわ」といっていながら、乗る前に「私、すくんでしまってダメ」と、彼の顔を見上げてみましょう。これは「大観覧車に乗りたい」といって大喜びで乗る女より、一見男を困らせているようですが、こちらのほうが男は内心「シメシメ」と思っているものです。 なぜなら、間違いなく抱きついてくることを、前もって保証してくれているからです。女性の中には、お化け屋敷に入っても、ちっとも怖がらずに出てくるタイプもいて、男をがっかりさせます。そんなつまらない女では、わざわざお化け屋敷に連れて行った甲斐も価値もありません。「恐怖の報酬」があることを、あらかじめ男に伝えておく価値は、ここにあるのです。 「怖くてダメ」ということは、「しっかり手を握って」「私を抱いて」というサインです。「すくんでダメ」というなら、男は肩でも抱いてやり恐怖を忘れさせればいいのです。これが女のサインであって、男に自分を抱かせる勇気を出させる一言でもあります。 「高くて怖い」 「水に落ちそうで怖い」 「大きな犬がいるから怖い」 なんによらず、怖がることは、相手にその報酬を与えることになるだけに、巧みな口説き文句です。
同じ共同体験でも、互いにびっしょり汗を流すと興奮の度合いがぐんと強まって、性的欲求が強まります。たとえば、ベッドインをしたとしましょう。 このとき、ベッドインしたからもう大丈夫かというと、そんなことはありません。仮にあなたが、まったく汗をかかなかったら、彼は離れていく可能性があります。 それはベッドでの共同体験をしていながら、同じ興奮体験とならなかったからです。すると男は、「自分と体質的に合わない」と自分の内部で確認してしまうのです。それほど汗の効果は大きいのです。 なぜ男は、それほど汗を重要視するかというと、単に女性が「行為で汗をかいた」とは思わず、「自分と一緒にいたから汗をかいた」と思いたいからなのです。一緒に荷物を運んで汗をかいたときでさえも、そう思いたいのが男心です。 そこで汗をかいたときは、自分のハンカチでさっさと拭いては損です。 「こんなに汗かいちゃったの」といいながら、汗の顔や腕を、彼の前に差し出すことです。すると彼は、「ほんとだ」といいながら、自分のハンカチで拭こうとするかもしれません。 これでぐっと心理的に近寄ります。もし男も汗をかいていたら、あなたのハンカチで拭いてやればいいのです。簡単でしょう。
女性に「好きな男性のタイプは?」と聞くと、必ず上位にくるのが「スポーツマン」です。 たしかに均整のとれた肉体を持つ男性は魅力的ですが、スポーツマンに憧れを抱くのは勘違いなことも多いので気をつけることです。 なぜ、勘違いするのでしょうか。 その秘密は心臓のドキドキにあります。ちょうど激しい運動をしたときに激しく打つ心臓の鼓動です。人はこの鼓動を胸の高まりと勘違いしてしまうのです。 好きな人と道でばったり会ったときなどに、心臓がドキドキと高鳴ることがあり、この高まりは性的興奮から起こるものですが、スポーツをしたときに感じるドキドキは生理的興奮で、そのドキドキの質は全く違うものです。 ですが、人間は、生理的興奮と性的興奮を取り違えてしまうのです。先ほども説明しましたが、これを「吊り橋効果」と心理学では言われています。 この吊り橋効果は、不思議なことに、人は心臓がドキドキしただけで恋してしまうのです。ということは、彼をドキドキさせれば振り向いてくれるということです。 なかなかその気になってくれない彼をデートに誘うのなら、ジェットコースターがある遊園地や高い吊り橋があるハイキングコースなどがお勧めです。 |
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