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類似性とは、同じような環境にいたか、性格などが似ている者同士なら好意を持たれやすいという心理です。たとえば、学校とか職場で初対面の人と会ったときに、趣味や出身地が同じだと親近感が抱きやすいでしょう。これは「類似性の法則」が働いたからです。 一方、相補性とは、性格にしても趣味にしても、スポーツにしても、正反対の関係で共通点がなくても、お互いの長所と短所を補えるような関係で、好感を持ってしまうというものです。これは「相補性の法則」が働いたからです。 類似性も相補性も、人間が無意識に人を好きになってしまう力が働くということです。 ★類似性・相補性の法則は、男女間の恋愛では、いろいろと応用がきき、相手の趣味に自分の趣味も合わせることで親近感をもたれることだってあるでしょう。いろいろな場面で、好感度を上げるためのテクニックとして使いましょう。
★「類似性の法則」の応用問題みたいなもので、二人に共通の話題があれば、親近感が増すというものです。 男でも女でも大学のテニスクラブに入って、先輩が同じ高校とか中学であれば、一気に親密感を増します。あるいは社会人になって、隣の席に座った彼女が自分の出た大学の先輩であるとか後輩であったり、あるいは同じ地域の出身であったりしますと、グッと親近感を増すでしょう。 特に男女の仲ともなれば不思議なもので、ひとつの共通点があるというだけで、1時間もしないうちに、相当親しくなって恋人関係のように錯覚することだってあります。 ですから、女性を口説くためには、先ずは二人の共通点を探すことから始めましょう。そのためには、彼女との会話を何気なくするというのではなく、共通点を見つけ出すという気持ちで会話をすべきです。その中から共通点であるキーワードを探すのです。 ただ、共通点を探し出そうとして、彼女の出身地や家族構成、あるいは住んでいるマンションなどについて、面と向かってしつこく聞くようなまねをしますと、嫌われますよ。そんなときには、言いたくなるようにワナをかければよいのです。 たとえば、「もう遅くなったから、ご両親も心配していたらいけないので、家まで送ってあげよう」とでも言えばいいでしょう。 そしたら、彼女のほうから、「今は一人でマンションに住んでいるから心配ないわ」とか「そうね、お母さんが心配することからもう帰るね」とか言えば、現在、ひとりでマンションに住んでいるのか、あるいは実家に住んでいるのかが分かります。 それだけでも、あなたとの共通点を見つけ出す糸口にはなるでしょう。 彼女も一人暮らしで、あなたも一人暮らしであるなら、それだけで共通点の話ができ、彼女との親密感も急速に深まること間違いないでしょう。
★れは、「補完性の法則」の応用問題で、お互いに補い合える関係になれば、親しくなれるということです。 男と女は陽と陰の本質があり、お互いに引き合い、凹凸がぴったり合うようになっているものです。ちょうど鍵と鍵穴みたいな関係です。 男は強さを誇り、女は弱さを武器にしています。このため、女の弱さを男に見せつけることで、男は女を助けて守りたいという本能に火をつければ、思いのままに操れるでしょう。男は喜んで女性の意のままになるはずです。 たとえば、女性が「自分の部屋にゴキブリが出たので、退治してくれない」と困った顔で隣の部屋の男性に声をかけるのです。男としては、親しくつき合ったことがなくても、思わず、「そんなお邪魔虫、殺してやるよ」というはずです。そのとき「ほんとう? うれしい」といえば、目的完了です。 これは補完性の効果をみごとに実践した例ですが、このあと、もうひとつ演出が残っています。「女一人じゃ怖くて何もできないものね」と言いつつ、お酒の用意をするといのはどうでしょう。 この方法は男にもあり、「肉をもらっちゃったんだけど、料理の仕方がわからないんだ」と女性たちにいえば、「私たちが行って作ってあげるわ」となり得るのです。 その中に好きなタイプがいれば、もうそこでデキたのも同然です。 これを女性が応用するならば、「お料理教室に通っているんだけど、腕を見せる場がないのよ」という誘いの手を伸ばす方法があります。「それじゃ、おれのところでつくってよ」とか、「おれが味見してやろうか?」と男がいえば、もう万々歳です。 |
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