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「一目惚れした結婚相手とは、破綻しやすいのか、それとも長続きしやすいのか?」という議論がよくありますが、離婚率の調査結果などをみてみると、どうも、長続きするのが正解のようです。 ★ここでは、一目惚れで結婚した夫婦が円満な3つの理由についてご紹介します。
★一目惚れで結婚した夫婦が円満である理由の1点目は、この人なら強い遺伝子を残せるというインスピレーションが働き、「この人しかいない」と脳が錯覚するからです。 近親者との結婚が禁じられているのは、兄弟姉妹や従兄弟同士で結婚して子どもを作ると、遺伝的に血のつながりが濃いため、劣性遺伝子が発現して奇形児ができる可能性が高くなるからです。 ですから、人間の本能として、自分に最も近い遺伝子ではなく、最も遠い遺伝子を欲しがるようにDNAの中にすでに組み込まれているのです。そのような遺伝子を持った人との出会いは、一瞬で嗅ぎ分けることができるのです。 一目惚れというのは、本能的に最良の遺伝子を見つけたときに、直感的に惚れてしまう行動に出ることであり、たとえ自分の理想の相手と違っていても、「この人なら間違いない」と天からのインスピレーションが起きている状態です。 つまり、「好きになって子どもを産むのは、この人しかいない」と脳が錯覚するようになっているのです。 ですから、一目惚れで結婚した夫婦が円満で長続きするのは、無意識にお互いの遺伝子が引き合っているので、たとえ夫婦ゲンカをすることがあっても、離婚問題にまで発展しないように、DNAが守っているからです。
★一目惚れで結婚した夫婦が円満である理由の2点目は、一目惚れして苦労して手に入れた相手には、価値があるように思うからです。 心理学には、「保有効果」とか「所有効果」という言葉がありますが、保有効果とは、自分の所有するものに価値を感じ、手放すことを惜しく感じる効果です。 男性が一目惚れしたときに、その好きになった女性を手に入れようと、時間やお金を費やして、やっと手に入れることがあります。そういう苦労の末に手に入ったものは価値が高いと思い込み、手放したくないと考えるのです。 たしかに、女性に一目惚れした男性が、彼女に振り向いてもらうまでには、お金だけでなく、時間や労力も相当費やしているはずです。 具体的には、自分からタイミングを見て声をかける、自分からデートに誘って高級レストランで食事をする、ベンツを借りて遠出する、高価なアクセサリーをプレゼントする、自分から好きたと告白するなど、一目惚れをしてから、手に入れるまでには、並々ならぬ苦労をしているでしょう。 こういう心理状態になれば、結婚した場合でも、手放すのが惜しいために、特に長続きをし、離婚率が低いと言われています。 結婚した女性にしても、いつまでも尽くしてくれるし、愛されているという実感が分かるため、離婚をするような気持ちにはなれず、関係が長続きするのです。
★一目惚れで結婚した夫婦が円満である理由の3点目は、相手と何か共通点が多いと、自分と似ているということで親近感が起こり、結婚後も円満な夫婦生活になりやすいからです。 心理学的にも、自分の顔やスタイル、趣味や嗜好、好きな食べ物や嫌いな食べ物、旅行好き、あるいは、お互いの雰囲気などが似ていると、親近感や安心感を抱きやすいとされています。 このような場合、外見だけではなく、人生観や恋愛観、あるいは人生全般にわたる価値観まで似ていることが多いため、結婚してから一緒に生活していても、お互いに考えていることが手に取るようにわかるため、無理に疑ってかかる必要もなく、平穏な結婚生活を送ることができます。 もちろん、衝突するようなことがあっても、すぐに仲直りすることができるし、少し冷静になって考えるだけで、「こんなに気の合う人はいない」と思い返すこともできますので、浮気の心配もないでしょう。 気の合った者同志の結婚は、何年かすると、「顔だけでなく、仕草までそっくりさんね」などと、周囲から言われたりしますが、お互いが似てくるというよりも、最初から似た者同士だったということも影響がありそうです。 |
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