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男は好きな女性にアタックして交際にまで持ち込めたとしても、「好きだ、愛している」とはなかなか言えないようにできています。 ★ですから、「好きだ! 愛している!」などという言葉をすぐに出すような男は、女性にとって危ない男であるので、気をつけましょう。
★男としては「君を愛しているよ」という言葉は、よほどのことがない限り、口にすることはありません。逆にこの言葉を多用している男性がいれば、厳重な注意が必要でしょう。 あの感情表現の豊かな欧米人でさえ、「I love you」とはそうそう言えるセリフではなく、やはり、ほとんどの人が「I like you」と言うそうです。 では、実際に「愛している」にはどのようなニュアンスがあるのでしょう。 俗に「愛とは与えるもの」と言われますが、本当の愛は、「ギブ&テイク」が正しいのです。与えるオンリーなのは、「愛」ではなく「恋」なのです。 愛がもし、与えることを意味するのなら、「愛している」という言葉は誰に言われても、うれしい言葉のはずです。誠意にしろ、プレゼントにしろ、やさしさにしろ、与える一方で、見返りを期待しないものなら、もらえばうれしいはずです。 俗に「タダより怖いものはない」と言われますが、それはタダでもらっているつもりが、そこには大きな見返りを期待されているというウラの事実があるからです。 たとえば、全然モテない男性に「君を愛している」と言われたら、背筋が寒くはなりませんか。愛が与えるオンリーのものなら背筋が寒くなることはありませんが、そこには、次のシーンをイメージしてしまうからです。 その男が、肩を抱いたり、キスをしたり、さらにベッドインのことまで想像してしまうからです。それは、彼の愛を受け入れたら、肉体的な関係まで要求されることが予想されるからです。ですから、愛は与えるだけのものではなく、対等の男と女の関係が成り立ち、見返りがつきまとうのです。 もし、あなたが魅力の低いモテない男性から「君とオレとは対等だ」と言われたら、頭にくるでしょう。「私に愛しているというのは100年早い」と思うでしょう。つまり、対等でない目下の人や、魅力のない男性から対等だと言われることは侮辱されているのと同じなのです。 男性が「愛しているよ」と、あなたと対等の関係を宣言するということは、あなたの肉体をもらう代わりに、見返りを与える必要があります。肉体をもらうとは、つまり自分の子供を産んでくれる可能性をもらうわけで、男性はその見返りとして、その子供を育てる養育力を提供しなければなりません。
★男性があなたに「君といると落ち着くよ」と言った場合は、かなり好意的な言葉であると思っていいでしょう。 言われた女性は喜ぶ人が多いはずです。しかし、これも二人の置かれた状況によっては、一概に喜んでばかりいられません。 この言葉には、カップルの優劣関係により二通りの意味があります。 つまり、あなたのほうが主導権を握っている場合と彼が主導権を握っている場合とで、意味がかなり違ってきます。 ★あなたのほうが主導権を握っている場合 彼のほうがあなたに惚れている状況で、彼はあなたに接すると恋の媚薬であるPEAを盛んに分泌させていることでしょう。ですから、君といると落ち着くとは言うものの、実は脳内は落ち着くどころか大興奮状態なのです。 なぜなら、恋をしてトキメク状態とは、不安や緊張が必ず存在しますが、逆に言うと、トキメキとは不安や緊張が生み出しているのです。目の前の異性を欲しいと思い、しかしその異性が誰かに取られてしまう不安、そしてその異性の前で、自分をよく見せたいという緊張がトキメキを作っているのです。 ではなぜ、そのような言葉を発するのかと言えば、早く親密にならなければ誰かに奪われるかもしれないという彼女が、自分のそばにいるときは誰にも奪われないので一番安心できるからです。彼女のほうが自分よりもモテる存在の場合、「ボクから離れないでおくれよ」という意味になるのです。 つき合いはじめた頃にこういわれたら、素直に喜びましょう。 ★彼が主導権を握っている場合 あなたのほうが彼にベタ惚れで、彼を追いかけている恋愛のとき、つまり、彼のほうが恋愛の主導権を握っている場合に、この言葉を言われたら少し複雑です。これは本当に落ち着いているという意味ですので、彼はあなたといるときに不安や緊張を感じていないことが分かります。つまり、トキメキの脳内ホルモンPEAが出ていないのです。 完全に安心しきっていて、あなたが他の男性と浮気なんかできないとタカをくくっていることが予想できます。ですから、実際は彼の脳内ではこの恋愛はトキメクほどの新鮮さがなく、倦怠期を迎えているということです。ただし、そうは言っても「君といると落ち着くよ」という言葉は、そのような倦怠気分をカムフラージュするむしろ詭弁のような言葉であり、あなたへのサービスと言えます。 「君といてもときめかない」と言うよりも、「君といると落ち着くよ」と言ったほうがどれほど相手に好印象を与えることでしょう。 相手への思いやりが溢れた言葉です。
★素直とは、文字どおりとらえると、考え方が屈折して歪んでおらず、人の言うことを聞く、柔順であるということです。 男性が相手の女性に自分の子供を間違いなく産んでもらうためには、柔順であるということがもっとも重要で、だからこそ男性は、柔順であればその女性の性格が良いと感じるようにできているのです。 逆に言うと、素直さを見せていれば、本来はどうあれ、男性は女性の性格が良いと感じる傾向があるのです。つまり「素直」とは、内面(柔順さ)をほめた言葉であり、外面(ルックス)を含めた総合的なことをほめた言葉ではないことが分かります。 女性の直感は鋭く、男のウソをすぐに見破ってしまうので、男性は安心して浮気などできませんが、素直な女性なら、扱いやすく、男にとっては都合がいいのです。 このように説明すると、女性としては、この「素直」という言葉に何か違和感があり、男女の関係が対等ではないのではないかと思うことでしょう。 そのとおりで、もともと素直という言葉は目上の者が下の人間にしか使わない言葉だからです。たとえば、新入社員が課長に向かって「素直な人ですね」などと言えば、即クビでしょう。ですが、課長がその社員に「なかなか素直なところがあるな」などと言えば、悪い感情は抱かないし、一種のほめ言葉になっているのです。 これからも分かるように、素直という言葉は実際に優劣関係をはっきり示し、これを使う者は使われる者に対して支配的な立場にいるということです。男が上か女性が下かは別として、男性に「素直」という言葉を言わせることができたら、あなたは性格的に合格点をもらったことになります。 たしかに目上の者が目下の者に使う言葉ではありますが、好意がなければこのような言葉は言いません。ですから、立場はどうあれ、「素直である」と思わせておけばいいのです。自分のほうが下であるかのように振る舞っておけばいいだけです。 男性の前で、「あなたの言うことに従います。私はあなたのモノです」という態度を示すことによって服従を表し、男性の征服欲を満たしてあげると、本来のあなたよりもさらにモテモテになることは間違いありません。
★「君の純粋さが好き」という言葉は本命に対してしか使わない言葉であり、男性がウソではなく真剣に言っているのであれば、かなりその女性にほれ込んでいるでしょう。 ★男は女性の純潔性、純粋性を求めている 男性は女性の純粋なところを好みますが、意味としては、汚れがなく、身も心も清いということであり、男は常にこのピュアさを求める傾向が強いのは間違いないでしょう。特に男性が女性に求める純粋さとは身も心も汚れていない、つまり男性経験が少ないということに大きな意味合いを持っているのです。 ですから、「男性経験が豊富で、恥じらいが少なく、ある種モノゴトを斜めに見るような、いわゆるスレた女性は純粋でない」となり、逆に男性経験が少なそうな女性が純粋であるわけです。しかし、これは単なるイメージであって、実際に男性経験が豊富だからといって汚れているとか、純粋ではないということではありません。 にもかかわらず、男性が好感を持った女性に、このようなイメージを根強く持ち続けるのには、理由があり、それはズバリ、男性の処女願望と大きな関係があるのです。 相手の女性が処女の場合、それは他の男性に征服されていないということを意味し、男性は誰も手をつけていないということに大きな意味を感じるのです。つまり、何人もが過去に登頂に成功した山よりも、誰もまだ成功していない山を制覇したほうが貴重なわけです。 しかも、女性にとっては、自分が「忘れられない男性」になることが多く、この「忘れられない男性」になることを、男性は強く望みます。そのようにして女性をキープできれば、数年後に再び出会ったときに肉体関係になれる確率が高いからです。男性が処女性を制覇したい理由は、キープしたい気持ちからも生じているのです。 ★そしてもうひとつは貞操観念を求めています。 貞操観念とは、簡単に肉体関係を結んだり、浮気をしないということです。つまり、男性は、自分のことはどうであり、浮気をしない一途な女性を好むのです。ですから、男性にとっては、男性経験が少なく少々世間知らずのほうが純粋であり、貴重であるということになります。 しかし、これはあくまで本命や、結婚を意識した真剣なつき合いを考えている場合にのみ当てはまることです。ここが重要です。 結婚を意識するということは、相手の女性に自分の子供を妊娠させ、生まれてくる子供に、自分がこれから稼ぐであろう全財産を注ぎ込むという意思表示ですから、他人の子供を養うようなことはしたくないのです。 もし、貞操観念がない女性なら、悪くすると、他人の子供に自分の全財産を注ぎ込まないとも限りません。そんな危険をおかしたくないので、貞操観念にこだわるのです。 |
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