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男性というのは、誰であろうと美人が好きであるのは間違いではないでしょうが、ただ恋愛対象として好きになるということとは別です。 女性には理解できない男性心理なのかもしれません。 完璧な美人というのは、近寄りがたい雰囲気をかもし出しており、男の心が癒されるとか、一緒にいるだけで心が安らぐことはないため、男性が憧れることがあっても、恋愛対象にはならないのです。 ★ここでは、なぜ、男性が美人より可愛い女性を好きになるのかを、ご説明しましょう。
美人というのは、言うなれば、床の間に飾られる一輪の美しい花のようなもので、みんなで眺める対象にはなっても、実際の生活では、役に立たないのです。 一方、かわいい女性には味わいがあって、側にいるだけで、やはり、どこかにほっとする雰囲気が漂っており、親しみが湧いてきます。女性としての深みを感じ、恋愛対象になりやすいのです。 美人は、男性からみると高嶺の花のようで近寄りがたく、映画のヒロインのような存在で、遠くで眺めているのがいいのです。男というのは、目鼻立ちの整ったすごい美人の前ではリラックスできないし、なにより尻込みしてしまい、いつも身構えてしまうのです。 そういう美人というのは、無意識に自分で他人に対して壁をつくっていることが多いため、男性が入りこむ余地がほとんどなく、近づこうとはしないしません。 それと、男というのは、美人と並んで歩くときの状況を客観的に考えると、あまりにも自分の容姿と釣り合いがとれていないと感じ、敬遠するのです。
★一般的な男性は肩の力を抜いてつき合える女性を求めているのです。 一方、可愛い女性というのは、間の抜けた魅力というか、どこかに男性がすっと入り込んでいけるような隙間がいっぱいあるのです。隙間がありすぎるのも問題ですが、男性は、どこかに隙間があり、なにか物足りなさを感じるような女性に惹かれます。 男性が求めているのは、いっしょに食事をして冗談を言い合ったり、夏には花火をいっしょに見ながら、アイスクリームをペロッと舐めていたりするなど、血の通った体に温もりのある女性なのです。 好きな人といっしょにいる時間を楽しく美しくイメージできるから、男も女もそのイメージをさらに膨らませて、もっともっと相手が愛おしくなっていくのです。 すごい美人には、そういうイメージを抱けないのです。ただ、眺めて愛でるだけの対象でしかないのです。 床の間に飾った一輪の美しい花のような完璧な美人は、頬に触れた瞬間、あまりの冷たさに手が凍ってしまい、その肩に手を置いた瞬間、手を払いのけられそうで、一歩退いてしまいます。 可愛い女性は、愛くるしくてチャーミングで、目の中に入れても痛くないと思えるのです。そういう女性の雰囲気からは、部屋はきれいに片付いていて、洗濯物もちゃんと洗って、美味しい料理を作っている女性がイメージできます。 それよりも、女性の可愛らしさがたまらなくて、「こいつのためなら、死に物狂いで働いて楽をさせてやろう」という気持ちになるのです。 それは理屈ではないのです。 |
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