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彼と付き合って1年も経ち、相性も悪くはないのに、ベッドインでの行為が何かひとつ満足できないという女性は多いのではないでしょうか。 女性からは、なかなか「ああしてほしい、こうしてほしい」とは言えないし、変なことを言って波風を立てたくないし・・・。 不満を感じていても、「それを言ったら彼を傷つけてしまう」とか「ああして、こうしてと言ったら、『遊んでいる女』に思われるかも」などと心配して、相手の男性に言うことができないという女性もいるはずです。 そして、「ベッドでの行為はこんなものかな」と、なかばあきらめ気分の人もいるでしょう。
こうした中で、女性としては、感じている演技をしたり、あるいは、いわゆる「イッたふりをする」こともあるでしょう。 女性に、演技をする理由を尋ねると、「彼ががんばってくれているのに、悪いから」とか「不感症だと思われたくないから」と答える人が多いみたいです。これでは、せっかくの愛する人との行為も、楽しくないのではないでしょうか。 女性は男性のためによかれと思って演技をするのだと思いますが、実はそれは逆効果なのです。 女性が演技をしなければいけない状況にあるということは、男性側にもたぶんに要因があります。ところが、女性が「感じているふり」をすると、男性は「自分のやり方は間違っていない」「自分は女性を喜ばすことができる」と勘違いしてしまうのです。 すると、ベッドでの行為のパターンはまったく変わらず、女性は永遠に演技をし続けなければいけないという悪循環が起こるのです。 また、何かの拍子に、女性が演技をしているということを男性が知ったとき、男性はひどく傷つきます。それこそ、絶望の淵に突き落とされたような気分でしょう。これはうそではなくて、男性はベッドインの行為において「女性を気持ちよくさせること」にプライドをかけているからです。
ですから、男性のためにも、演技はやめたほうがいいのです。 だからといって、男性に面と向かって「全然感じない」「あなた、下手ね」と言うのは絶対に禁物。男性は女性を気持ちよくさせることにプライドを、それこそ命までもかけていますから、「下手ね」などと言われたら、自分の存在自体を否定されたようなものです。 演技をやめるということは、相手のダメなポイントをつくことではなくて、「こうしてくれると、もっと気持ちがいい」と、リクエストするのです。このときのコツは、「まず、いいポイントを褒めて、次にリクエストする」ということです。 「今日は背中にキスしてくれたでしょ。私、ああいうの、すごく感じちゃうの」 「ただ、胸はもうちょっと優しく触ってくれると、うれしい」 「首筋にキスしてくれたら、感じちゃうかも」 これなら男性の気分を害することもないし、「遊んでいる」とも思われないでしょう。 それどころか、男性は「そうか、そうすれば喜んでもらえるのか」と安心するでしょう。男性はそこに命を懸けているだけに、実は、女性が本当に気持ちよくなっているのかどうか、不安なのです。 カップルにとって、体の関係がすべてではありませんが、体の関係抜きでは考えられないのも事実です。また、「性」は単に快楽が得られるだけではなくて、ふたりの関係をより深めるための、コミュニケーションの一つです。 だとしたら、お互いにフラストレーションを抱えることなく、身も心もリラックスして楽しんだほうがいいのではないでしょうか。
★体の関係は二人の最高のコミュニケーションです。 ★彼のプライドを傷つけないように、上手に「してほしいこと」をリクエストしよう。 |
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