|
相性を良し悪しをみるためには、多方面から考察する必要がありますが、一番の基本となるのが、やはり相手の性格ではないでしょうか。 恋人なら、肉体関係もあるし、デートも週に1回はしており、なんでも遠慮なく話し合える関係にあるので、相手のことは誰よりも知っていると思っているかもしれませんが、それは間違いです。
なぜなら、離婚したカップルの理由の第一は、性格の不一致と言っているように、恋人だからといって、相手のすべてが見えているわけではありません。 だいたい男女のつき合いというものは、恋人時代でもそれ以前の段階でも、他人行儀なところがあって、お互いにネコをかぶり、絶対に相手に本性は見せません。見せているのは、他人に見られてもいいような表面的なものです。 たとえば、坊さんなら、仕事中は坊さんとしてふさわしい振る舞いや言い方をしていて、いかにも仏さまに仕えているような雰囲気をし、それなりの性格を相手に見せています。 ですが、坊さんも夏の暑い夜などは、家でくつろぎ裸でパンツ1枚になってビールを飲んでいるかもしれませよ。 ですから、たとえ恋人であっても、わがままな女が世話女房型に見えたり、将来の暴力亭主が、この世でいちばんやさしく思いやりのある男に見えたりするものです。双方とも正体をあらわすのは、お互いにまだまだ先のことでしょう。
★まずは、相手のちょっとした言葉や振る舞いに最大の注意を払うことです。 こういった、いわば騙しあいの状況のなかで、相手の正体を見極めるには、相手のちょっとした言葉の使い方や、些細な行動、あるいは個人情報に最大の注意を払うことです。
たとえば、二人で映画を見に行く。ふつうだと、あとで「おもしろかった」「つまらなかった」という会話になりますが、それで終わらせてしまっては、相手を知るせっかくの機会を逃してしまうことになります。 「あなたはヒロインの生き方をどう思う」 「あの子供は結局幸せになれたのかしら?」 「母親の息子に対する態度は正しかったのかしら?」 いろいろ質問して、相手にしゃべらせてみれば、その男性の考え方というものを知ることができます。 自分の係累とか身近な人間を話題にするときは、遠慮や手加減がありますが、自分と直接関係のない映画のなかの話なら、男は意外に本音を吐くものです。 あるいはどんな街が好きか、どんな音楽が好みなのか、スポーツは何をやってるか、タレントの好みは、野球のひいきチームはなどと聞いて、しっかり観察していれば、相手はそれとは知らず、自分に関する情報を次から次へと提供してくれるはずです。 どうも男と女の関係になると、好きとか嫌いばかりが表に出てきがちです。好きか嫌いかは、もちろん大切なことですが、そればかりに目がいってしまうと、はたしてその男性が自分に合うかどうかがわからなくなって、とんだ失敗をすることになります。 |
|
||||||||||
Copyright (C)2015. 男心がわかる恋愛心理学講座.All rights reserved. |