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あなたは、ひとつの恋が終わったとき、どれくらい悲しんで、どれぐらい涙を流しましたか。あるいは仕事で失敗をしたとき、どれぐらい自分のふがいなさに悔しさを覚えましたか。 今の日本には、泣いたり笑ったりする暇もないほど、すぐに次のものが用意されており、最後まで、トコトンしがみつくことができなくなってしまったのです。 ですから、自分の感情や表情が自然に出なくなっている傾向があります。その表情とは、周囲に合わせて無理やり作った表情ではなく、自分の本音から出た表情です。
★ もし自分の感情が出にくくなったと思うならば、それは今の自分が感情を表に出せるほど真剣になっていない状態だと言えます。 最初から負けを認めてしまっているから失敗しても泣くことができないのです。泣くことはとても疲れますし、精神的にも参ってしまいます。 たとえば、小さな子どもは今という時を必死で生きているから、食べたいものや、欲しいものがあったら泣いて騒いで駄々をこねることもあります。 大人と違って自分で手に入れることができないから真剣なのです。 しかし大人になると、自分で自分をコントロールし、あとで辛い思いをしないように本心を押し込めて真剣に物ごとと向き合わないことがあります。
★ 失敗しても頑張ろうという気持ちは、自分をもっと磨いて上を目指すための大事な感情なのです。 諦め癖がついてしまうと、何に対しても真剣になることができません。 「ま、いいか」と思ってしまえば気も楽かもしれませんが、それを続けていると最後は自分が何のために生きているのかさえ分からなくなるでしょう。 本心から泣いたり笑ったりしている人は、とても一生懸命生きている感じがして好感をもたれます。 逆に何に対しても感情を表さない人は、いっしょにいてもつまらないし、たとえ人に合わせて笑っていてもすぐに見抜かれてしまいます。 あなただって彼の表情が豊かなほうがいっしょにいて楽しいはずです。 人は、いつでも上を目指すことで強くもなるし、人に勇気も与えることもできます。 ★ 今の時点で全て満足してしまうと、それ以上成長できなくなってしまいます。 オリンピックに出られたことで成功と思う人もいれば、金メダルでなければ失敗だったと感じる人もいます。 自分に限界を設定するのをやめて、もっと輝く自分になるために真剣に取り組んでみることも大切です。 |
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