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恋愛を持続する心理テクニックは、とにかく「もっと一緒にいたいな」という気持ちを感じるくらいのところで、さっさと帰ることです。それでこそ、あなたを愛し続けてくれるでしょう。
★心理学でよく知られた有名な原理として、「ゼイガルニイク効果」というものがあります。 旧ソ連の心理学者ゼイガルニイクが発見したので、そう呼ばれているわけですが、私たちは、気持ちが高ぶったところで中断された出来事のことを、よく記憶する傾向があるのです。 たとえば、ドラマや漫画などは「この後、どうなるんだろう?」と期待させるようなところで終了してしまいます。だからこそ、次回の内容も知りたいと思うわけですし、その内容もしっかりと頭に記憶されるのです。 小説を読んでいて、とてもいい場面にさしかかったときに、母親から「もう寝る時間よ!」と言われると、どうにも落ち着かない気持ちになりますね。続きが知りたくて、ウズウズしてしかたがありません。これもやはり、ゼイガルニイク効果のせいなのです。
★この原理は、恋愛にも応用できます。 彼氏が「もっと一緒にいたいな」と言ってくるようなタイミングこそ、あなたはガマンして帰宅しなければならないのです。 彼氏のほうは、読みかけの小説を突然取り上げられたように感じて、「次は、いつ会ってくれるの?」とあわてて聞いてくるでしょう。これが恋愛上手になるための女性の知恵です。デートのたびに、「いいところ」で終わるように気をつけてください。 たとえそんなものがなくても、「ウチは門限があるから・・・」とウソをついて帰ろうとしてごらんなさい。デートの終わりのたびごとに、彼氏はあなたのことをぎゅっと抱きしめてくれますし、心のこもったお別れのキスをしてくれるでしょう。 恋愛を長続きさせるためには、心理的に彼氏の心を高ぶらせたところで、「それじゃ」ときちんと帰宅することが大切です。 ちなみに、この原理は「電話」のときにも有効です。女性の中には、いつまでも会話を続けるのが趣味になってしまっている人がいて、何時間でも彼氏とおしゃべりしようとする人がいます。ですが、これは心理学的には感心できません。電話が終わった後で、「ああ、疲れた」と彼氏に思われるだけでしょう。 本当に恋愛を持続させたいのであれば、会話が非常に盛り上がったところで、「ごめん、両親がもうスマホ切れってうるさいの。また、明日ね」と勇気を出して切ってしまうことです。そうすれば、ゼイガルニイク効果により、彼氏はあなたともっとしゃべりたいという気持ちを高めるはずです。 かりに、いつまでもダラダラとデートを続け、とめどもない電話をずっと続けていたりすると、彼氏は愛想が尽きてしまうでしょう。すぐに恋愛関係がマンネリ化してしまい、別れがくるのです。 ★つまり、ゼイガルニイク効果を狙って、いいタイミングでデートや電話を中断することは、彼氏の心をつなぎとめるだけでなく、あなた自身の恋愛感情を新鮮に保つためにも、役に立つのです。 |
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