|
ネズミのオスとメスを一緒のかごに入れるとします。 すると、この二匹のネズミは何をするかといえば、そう、「交尾」を始めるのです。それこそネズミは、ずっと交尾をし続けますが、さすがに何時間も経過すると、オスネズミは疲労してきます。 さて、ここで問題ですが、もし、オスネズミが疲労困憊している状況において、メスネズミを別の新しいメスネズミと取り替えてみると、どうなるとお思いですか。 答えは、またすぐに交尾に取り掛かるということです。 「なんだ、今まで疲労していたくせに!」と思われるのですが、オスネズミは最初と変わらぬ元気を取り戻してしまうわけです。 それでは、オスネズミが疲労するのを見計らって新しいメスネズミを取り変えるとどうなるのかといえば、なんとこれを行った研究者によれば、オスネズミは72時間も交尾し続けた、といいます。 ★こういう現象を、心理学では「クーリッジ効果」と呼んででいます。 どんな相手でも、ずっと一緒にいたら、喜びも楽しさも減少してしまう。新鮮さがなくなるにつれて、マンネリ化する。恋愛初期では、一晩に3回も4回もしていたのが、最近では2週間に一度、それもあるかないか・・・。これがクーリッジ効果です。
いつまでも新鮮な気持ちで、付き合い続けることのできるカップルは、本当はいないのです。お互いの気持ちがよくわかるようになるほど、新鮮さは失われるのですから当然かもしれません。 ただし、ある心理テクニックを使うことによって、それを打破することができます。 そんなカップルにオススメできるひとつが、ウィークリーマンションでしょう。 ウィークリーマンションは、出張族のビジネスマンや、地方からの受験生がホテル代わりに割安で利用することが多いようですが、その街に住んでいる人が利用してはいけないというルールはありません。 思い切って一週間ぐらい同居生活をしてみると、新婚気分になってマンネリ気分がとれるのです。実際に、一緒に暮らしてみると、それまで気づかなかった彼氏の本音や性格が見えてきますし、新しい発見があるものです。 「ままごと生活」と言われればそれまでですが、こういう気分転換がクーリッジ効果を起こさないためにも必要なのです。 もうひとつが、「新規デートコース」の開拓です。 恋愛も長くなると、どうしても同じようなデートになりがちですので、新しいデートコースを二人で探索してみるのです。 電車に乗っていて、いきなり見知らぬ駅で降りてしまうのもいいでしょう。自分の住んでいる地域であっても、駅が二つや三つ離れると、そこはもう新世界です。二人でのんびり散歩していれば、まるでどこかに旅行にでも行ったような気持ちに慣れるはずです。 |
|
||||||
Copyright (C)2015. 男心がわかる恋愛心理学講座.All rights reserved. |