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一般的に男性は「俺が選んだ生物的に優秀な(容姿やスタイルがいい、賢い、性格がいいと自分が思える)女性を守りたい」と思っています。そして男性は、女性より「ちょっとだけ、優位に立ちたい」という生き物です。 これが、男性があまりにも優位に立ちすぎると、「俺ほどの男が、この程度の女にはまってはいけない」となるし、女性が優位に立たせてくれなくて自分の立場が守れないとなると、喧嘩をふっかけてくることが多くなります。 さらに男性が優位に立てず、虐げられていると、別の女性に走ったり、変に卑屈になって、いじけて働かなくなったり、お金の無心をするようになったりします。
男性にいつまでも大切にされるために、日々女性がやらなくていけないのは、それは「男性に惜しいところでちょっとだけ負ける演出」です。 女性と男性は別ものです。女性が男性と張り合うのはとても無駄なことです。男性は、女性が自分のことを立ててくれている、
優位に立たせてくれると思うだけで、好き嫌いを飛び越えて、それこそ、自分の疲れなどそっちのけで、女性のためにものすごく頑張るものです。 仕事でも、金銭面でも、家でも、優位に立っている状態を変えたくないから、一生懸命働いてくれるのです。男性がそうやって頑張ってくれる方向にもっていって、自分の味方につけるのが、女性の役目みたいなものです。
では、どうすれば、惜しいところでちょっと負けられるか? 会話例を挙げて紹介しましょう。 男性から、「最近、ゴルフ始めたんだ。ゴルフやってると、会社でも重宝されるし・・」と言われたとしましょう。 「えー。すごいじゃん。もうコースに出たの? スコアどのくらい?」と言うと、「この前コースに出てきたよ。はじめてなのに100くらいだった。お前はゴルフやる?」と聞かれたとします。 もしあなたが、ゴルフが得意だったとしても、 「私が初めてゴルフでコースに出たときなんか、スコア180くらいだったよ!。はじめからスコア100ってきっと才能あるんだね」 と言うべきです。 また、あなたが何度かコースを回ったことがあったとしても関係ありません。 「すごいねー。私まだ練習場にしか行ったことがないんだ。コースって行ったことない。今度連れて行ってねー♪」がいいでしょう。 いずれにしても、彼はコースデビュー1回。スコア100。どっちかをちょっと負けて彼を立てるわけです。間違っても「私90くらいなんだ。90切ろうとして頑張ってる」などと言ってはダメです。一瞬にして彼の気力を萎えさせてしまいます。
あなたがゴルフに興味なくて「ゴルフやったことない。コースってどこにあるの? スコアってなに?」と言われるより、自分よりちょっと劣るけどゴルフを知っている女性と話すほうが、彼の自尊心はくすぐられます。 「俺、昇進して課長になったんだ。部下が5人になって、給料もあがったんだ」と言われたとします。 あなたが、洋服屋やエステの店長をやっていて、部下が5人以上いても、 「課長って響き、すごいね。大きい会社の課長さんってきっち大変なんだろうねー。私なんてちっちゃい店で気ままに働いているだけだから」。 あなたがキャバ嬢で、給料があがった彼よりも断然稼いでいたとしても、 「すごいね。私なんかキャバ嬢だから、部下とかいないし、これからもずっとできない。自分の部下とかできたら気分いいんだろうねー。 うらやましいなぁー」。 これが正解です。 間違っても、 「私なんて部下が10人もいるから毎日気疲れして大変だよ」 「私、キャバ嬢だから月々○○万円くらい軽くいっちゃうよ」 などと、言ってはダメです。 ですが、全く働いたことがなくて、部下を5人持つことがどんなに大変で、課長という立場がいかに苦労することかを全然理解しない彼女と話すより、給料を稼ぐことの辛さをわかって、課長がすごいということもわかってくれる彼女と話していたほうが、彼のテンションが格段にあがることは、間違いありません。 「最近、鉄板焼でおいしいところを見つけたんだ」 彼がこう言ったとします。 「え? どこ?」 「銀座のMっていうとこ」 ここで、合格なのは、このような返答です。 「行ったことない。鉄板焼で有名な店だよねー。聞いたことある。私、新宿にあるSには行ったことがあるけど、それでもすごいおいしかったよ。銀座って全然わからないけど、きっとMって、もっともっと、おいしいんだろうね。今度、行ってみたいな」 鉄板焼に詳しければ、ワンランク下の鉄板屋に行ったことがあるというくらい簡単なことです。MとS、ほとんど同じくらいのランクの鉄板焼屋さんでも、新宿のビルに入っている支店ということで少しランクが下がります。「ランチだけ食べた」と言うことにしてもいいでしょう。 「Mって行ったことあるよ。高いばかりじゃん。油っぽすぎて気持ち悪くなった」などは、論外です。
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