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★気になる彼に急接近するためには、やみくもにアプローチするのではなく、男性心理を知ることで、好意を抱かせるような恋愛心理テクニックを駆使するほうが手っ取り早いでしょう。
★ある男性があわびを火であぶる踊り食いに女性を誘ったところ、それを見て女性が驚くほど興奮した様子を示したようです。 まさに女への性的メッセージだったわけで、こういうサインの仕方を考え出すと、あなたでも簡単に男の性的興奮を高めその気にさせることができます。 ワインを飲むときでも、チーズを軟らかいカマンベール、リンブルガー、コテージ風のものを頼めば、男はそれと気がつくはずです。 そんな大人の誘い方も楽しいのではありませんか。 「このビンって、なんかいやらしいわ」 とか、テレビの女性タレントがドリンク剤を飲んでいるときでも、 「いやらしい飲み方ね」と、 わざと男に話しかける方法があります。これは男の「性的興奮を高める効果」があり、急速に女に接近させます。 とはいえ、さもイヤそうに話しかけるのは逆効果で、むしろ、 「ワァ、いやらしい!」 と、笑いにごまかしながらいったほうが効果的です。 「そのいやらしいのが好きなんじゃない?」 と男が反応すれば、話は一挙にエッチな方面に進むので、親しさが倍増するでしょう。 アメリカの料理雑誌には、わざとフォークを肉に突き立てたり、どろっとしたソースをビンから垂らす写真が出ていますが、これは「性的メッセージ」と呼ぶ形式の写真撮りです。 あなたもレストランに行ったとき、わざとソーセージを注文して、フォークに突き刺して食べたり、食後に桃やバナナを注文するのはおもしろいかもしれません。 これは心理的に性的メッセージを送っているので、男も当然気がつきます。レストランから出てタクシーを止めようとすれば、それはホテルに行こうというサインでもありますが、これには言葉は一切使わないおもしろさがあります。
★男と女の関係もまったく同じで、愛を受ける側と捧げる側では、完全に上位と下位の関係にあり、ギブ&テイクなどあり得ず、ギブ&ギブの関係になるものです。 対人関係はギブ&テイクが基本ですが、実際には、対人関係で平等というのはめったにないため、必ずといってよいほど、上位者と下位者の関係になり、ギブ&ギブかテイク&テイクになるのが普通です。 簡単な例では、就職の際、贈り物をもって依頼に行ったからといって入社できるとはかぎりません。持参した品が無駄になることはいくらでもあります。 また、依頼を受けた側が、もらうだけもらって会社側に口をきかないこともあるでしょう。この場合、ギブ&テイクの平等関係は成り立ちません。 そうだとすれば、最初にギブ&ギブでいくほうが、案外うまくいき、男を夢中にさせることができるかもしれません。なにも見返りを求めずに、与えるだけ与えていくのです。「据え膳食わぬは男の恥」ということわざどおり、男は必ず食いついてくるでしょう。 こうして与え続けていくと、今度は男が食い逃げしにくくなります。逃げる口実を失うからです。男は悪口を言うこともできず逃げられません。そこが狙い目で、今度はテイク&テイクの側に回るのです。 もっともこうするためには、ある程度の度胸と相手の男がヤクザのようなタイプでないことが前提です。 ふつうのサラリーマンであれば、身も心もいただいておきながら「ハイ、さよなら」というわけにはいきません。そうなると、考えなければならないのは男側であって、女性側は待つだけでいいのです。 多分、こんな結末になるのではなく、与えに与え続けるあなたに感謝して、よい結論になるのではないでしょうか。
★二人の共同体験でも、互いにびっしょり汗を流すという興奮体験をすると、男がさらに女性に夢中になる確率は高まります。 たとえば、ベッドインをしたとしましょう。 このとき、ベッドインしたからもう大丈夫かというと、そんなことはありません。仮にあなたが、まったく汗をかかなかったら、彼は離れていく可能性があります。 それはベッドでの共同体験をしていながら、同じ興奮体験とならなかったからです。すると男は、「自分と体質的に合わない」と自分の内部で確認してしまうのです。 男を夢中にさせるテクニックとしては、汗の効果は大きいのです。 なぜ男は、それほど汗を重要視するかというと、単に女性が「行為で汗をかいた」とは思わず、「自分と一緒にいたから汗をかいた」と思いたいからなのです。 一緒に荷物を運んで汗をかいたときでさえも、そう思いたいのが男心です。 そこで汗をかいたときは、自分のハンカチでさっさと拭いては損です。 「こんなに汗かいちゃったの」と言いながら、汗の顔や腕を、彼の前に差し出すことです。すると彼は、「ほんとだ」と言いながら、自分のハンカチで拭こうとするかもしれません。 これでぐっと心理的に近寄ります。もし男も汗をかいていたら、あなたのハンカチで拭いてやればいいのです。 簡単でしょう。
★「お化け屋敷に行きたいわ」といっていながら、 イザそこに行くと「私、怖くてダメ」と尻込みしてみませんか。 あるいは、「大観覧車に乗りたいわ」といっていながら、 乗る前に「私、すくんでしまってダメ」と、彼の顔を見上げてみましょう。 これは「大観覧車に乗りたい」といって大喜びで乗る女より、一見、男を困らせているようですが、男を夢中にさせる高等テクニックです。 なぜなら、こちらのほうが男は内心「シメシメ」と思っており、間違いなく抱きついてくることを、前もって保証してくれているからです。 女性の中には、お化け屋敷に入っても、ちっとも怖がらずに出てくるタイプもいて、男をがっかりさせます。そんなつまらない女では、わざわざお化け屋敷に連れて行った甲斐も価値もありません。 「恐怖の脈ありサイン」があることを、あらかじめ男に伝えておく価値は、ここにあるのです。 「怖くてダメ」ということは、「しっかり手を握って」「私を抱いて」というサインです。 「すくんでダメ」というなら、男は肩でも抱いてやり恐怖を忘れさせればいいのです。 これが女のサインであって、男に自分を抱かせる勇気を出させる一言でもあります。 「高くて怖い」 「水に落ちそうで怖い」 「大きな犬がいるから怖い」 なんによらず、怖がるサインを出すことは、相手にその報酬を与えることになるだけに、女性の巧みな口説き文句です。
★気になる彼を夢中にさせるテクニックとしては、一直線に進むより、ときどき緊張させたり、ゆるめたりするほうがトクです。これをリアクタンスの効果といい、恋愛に活用できます。 高速道路を走っていても、ときどき車がカタカタすることがありますが、あまり平坦すぎると緊張感がなくなるからです。 その点、男女の関係も平板すぎると、その人でなくてもいいような気になる危険性が出てしまいます。 そこで、ときに男をドキッとさせることです。「嫌いよ」と笑いながら言ってみたり、「誰か好きになっちゃおうかな」というと、それが誘いの言葉になり、なかなか男女関係にまで進まない仲が、その夜に急接近して一挙に進んでしまう、ということがあるのです。 リアクタンスとは一種の反動ですが、お皿一枚にしても、いつも使っているときには、それほど貴重だと思わなくても、洗いながら落としそうになると「ドキッ」として冷や汗をかくことがあるでしょう。 それ以後、そのお皿は大事に扱われることになるのですが、あなただって同じです。 同じ職場で長いこと一緒にいると、男が結婚してくれるかどうか、わからなくなることがあるはずです。そんなとき、そのままにしておくと、結局、空気のような仲になって、男女の仲にまで発展しなくなる可能性があります。 そんなときこそ、この「リアクタンスの効果」を活用すべきです。 念のためにいいますが、まじめな顔でいっては逆効果です。 笑いながら言うところが、この効果を高めるのです。 |
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