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男性は好きな女性とデートしていても、「好きだよ」とか「愛しているよ」などと言わないし、そんなそぶりもなかなか見せないものです。 映画などを観ていても、欧米の男性は、「今日の君は、なんてステキなんだ。夜景にブルーのドレスが映えているよ」なんてことを、サラリと言ったりするものです。 ですが、日本の男性となると、「愛している」どころか、恋人のヘアスタイルやファッションを「ステキだね」と褒めることもしません。それ以前に、ヘアスタイルが変わったことにすら、気づかない場合も少なくないでしょう。
欧米男性と日本男性の差は、文化的な違いから生じています。 欧米、とくにアメリカでは、女性を褒めたり、愛情表現をする際には、「言葉で言わなければ意味がない」という文化があります。これは、ビジネスにおいても同じです。 ですが、日本には、「以心伝心」という言葉があるように、「言わなくてもわかるだろう」という文化があるのです。 たとえば、女性が「私のこと、好き?」と聞いたとき、「好きだよ。もちろんじゃないか」と答えるのがアメリカの男性です。 これに対して日本の男性は、こう答えるでしょう。 「付き合ってるんだから、そんなの当たり前だろう」 「一緒にいるってことは、そうなんじゃない?」 こんなシニカルなことを言って、女性を怒らせてしまうのです。 ですが、これは悪気があって言っているのではありません。もともと「愛情を言葉で表現する」という文化が日本にはないから、どうすればいいのかわからないのです。 ★彼が「好き」と言ってくれないからといって、あなたのことが嫌いなわけではありません。だから、男ってそういう生き物だと思って、「しょうがないわねえ」と男性より一段高いところに立つことが必要です。
さらに、男性は「自分の気持ちがよくわからない」ということもあります。男性は女性にくらべて、自分の感情に鈍感で、自分の感情を確認するトレーニングができていないので、「私のこと、好き?」といきなり聞かれても、すぐに答えられないし、そうかといっていい加減なこともできません。 そういう男性に「どうなの? 好きなの?」と詰め寄ったところで、あまり意味がありませんし、逆に男性が引いてしまう危険性のほうが大きかったりします。 ただ、いくら男がそういう生き物だからとはいえ、「しょうがない」とばかり思っていたら、あなたもフラストレーションがたまるでしょう。 だとしたら、「女性は愛情表現されるととてもうれしいし、逆に、そうしてもらわないと不安だ」ということを、男性に教えてあげればいいのです。「女の子って、『好きだ』とか『大切だ』とか言われると、すごくうれしいんだよね」というふうに。 それで、もし彼がそれらしきことを言ったら、大げさに喜ぶことです。 「そう言われると、愛されているって感じがする」といった具合です。 実は男性も、そう言ってもらえるとホッとするのです。なぜなら、彼らはどうやって愛情を表現すればいいのかわからなくて、それで無理をして5万円、10万円もするようなバッグやアクセサリーをプレゼントしているわけですから。それが、「好きだよ」のひと言でいいのなら、どれだけ助かることでしょう。 え? バッグもほしい? それなら、彼が「好きだ」と言ってくれたから心から喜ぶことです。そして、あなた自身も、彼に愛情表現することです。そうすれば、彼からの愛情表現もバッグも、きっと手に入ることができるでしょう。
★彼に愛情表現の「無理強い」をするのは禁物です。 ★ですが、彼を上手に誘導すれば、ふたりの関係も熱くさせることができる。 |
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