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嫉妬とは、自分以外の誰かが優れていたり恵まれたりしているときに起こる、ヤキモチや妬みなどの感情で、その根本的な原因は、現在の自分の状態が嫉妬対象よりも不幸だとか負けているという劣等感、敗北感が理由となっている心理です。 他人と自分を比較する人は嫉妬心を感じやすい傾向にあります。 ★ここでは、彼氏、彼女に嫉妬しない方法、嫉妬心を抑える方法などについて、紹介しましょう。
★基本的に嫉妬をするのは、自分に自信がなく他人に対して劣等感を持っていることが原因ですので、まずは、自分に自信をもつことが大切です。 自分に自信があれば、恋人が「自分より条件のいい人に乗り換えるかもしれない」という妄想など抱くことはありません。 相手にどれだけ実力やあっても、どれだけ嫉妬しそうな状態になっても、現在の恋人とつき合っているということは、「恋人も自分が好きだから選んだんだ」と自信を持てるため、相手に対して嫉妬心を抱くことはないでしょう。 自分と他人を比べると、いつまで立っても人生の幸福は得られないし、恋愛からも見放されてしまいます。 「自分は自分であり、他人には真似できない優れた才能、素質を持っているんだ」と自分に言い聞かせることです。敵は他人ではなく、自分自身の心の奥に潜んでいるのです。 ですから、他人のことをすぐに羨ましいと思ってしまう人は、自分のいいところを、できるだけ多く見つける努力が大切です。また、人と比べて優劣を競うのをやめて、自分自身を磨き上げ成長させるという考え方に切り替えることです。 そうすることで、嫉妬心を抑えることができるだけでなく、自信につながります。 特に男性は、好きな女性に「キミほど可愛い女性はいないし、世界で一番好きだ」などと、本心を言葉にすることを嫌う傾向があり、逆に、あまり好きでもない女友だちには、褒めたり煽てたり、お世辞を言ったりすることがあります。 これは女性も同じで、男友だちを「カッコイイ」と褒めて彼氏を嫉妬させようとすることもあります。 このような例でも、自分と人との比較をやめることができれば、まったく動じず冷静に対処することができるのです。
★嫉妬心が出たときには、少し恋人から距離をおき、恋愛だけでなく、ほかのことにも興味を持ち、自分自身の視野を広げることが大切です。 とくに女性は恋人ができると、日常生活のすべてが恋愛だけに集中して、そのことだけに必死で夢中になってしまう傾向があるため、嫉妬心も芽生えやすくなります。 極端なケースでは、ストーカー気味に家まで後をつけたり、メールや電話攻撃をかけたり、彼氏や彼女の喜ぶことは、どんなことでもしようという奉仕精神が芽生えたりもします。 恋愛に重きを置きすぎて、ついつい「彼氏が、彼女が」というモードになり、愛情と嫉妬が入り乱れてしまうことがあります。 仕事を頑張るのでもいいし、スポーツやダイエットでもしいいし、料理などの何か習い事を始めるのもいいし、本を読んだり映画を見たりして趣味の範囲を広げるのもいいでしょう。とにかく、恋愛以外のことにも興味を持って打ち込めば、それだけ嫉妬をする機会は減ります。 他のことに集中していると、逆に恋愛をする暇がなくなるかもしれませんが、男女関係はそれぐらいでちょうど良いのです。恋愛の継続には、適度な距離感が大切なのです。
★ネガティブな考えが原因で嫉妬している場合には、まず、妄想をポジティブなものにすることです。 嫉妬心の原因となるものに、マイナスのイメージでネガティブな被害妄想を描くことが多いようです。 たとえば、 「〜になったらどうしよう」 「もし、彼氏(彼女)の心があの人に傾いて、別れようと言われたら・・」 「もしや、彼氏(彼女)は同僚のあの人と浮気をしているのではないだろうか」 などです。 一度疑い始めるといつまで立っても疑心暗鬼の気持ちは晴れず、さらに不幸な妄想を勝手に自分の頭の中に思い巡らせ、症状が激しくなると強迫性障害のように、思い込みにより自分自身を追い詰めていきます。 女性なら、「彼氏が浮気や二股をしているんじゃないか」と思ってしまうと、携帯電話を覗き見したり、相手のプライバシーや踏み込んではいけないような領域にまで口を出してしまうこともあるでしょう。 親しい仲にも礼儀ありで、どんなに親密な男女でも一定の距離感は保つ必要があり、相手の心に土足で踏み込んでしまうと、嫌われてしまいます。好きな人であるならば、しっかり信用して尊重してあげることが大事です。 ネガティブなことを考えれば不快な気持ちになり、ポジティブな妄想をすれば、愉快な気持ちになりますので、恋人との関係を前向きに捉え、将来の楽しい新婚生活を妄想したりするのです。プラスのイメージを持つように努力することが大切です。
★嫉妬しそうになったり、嫉妬してしまったりした場合は、その思いを仲の良い、友人に聞いてもらうなど、相談するだけで心が軽くなるはずです。 自分一人で嫉妬心を抱えていると、ずっとモヤモヤしたままで心が負担になってくることがあるでしょう。 友だちは、客観的な立場で意見を言えるため、 「彼は、そんな浮気するような人ではないし、ちょっとあなたの考えすぎだよ」 「もし、彼を疑っているのだったら、私がそれとなく探ってあげる」 「あなたは彼に夢中になりすぎているので、少し距離をおいて客観的に見るようにすれば、彼の本心がもっと見えてくるかも知れないよ」 など、良いアドバイスをくれるでしょう。 また、人は、アドバイスがなくても、胸に溜まっていた不満や嫉妬心などを、洗いざらい話してしまうと、すっと気持ちが楽になるはずです。心理学的にも悩みをすべてしゃべってしまうことで、人は癒されると実証されています。 まずは、仲の良い友だちにお願いして、自分の苦しい気持ちを聞いてもらいましょう。
★恋愛中のカップルがお互いに嫉妬するようになるのは、恋人が裏切って他の異性に走ってしまうかもしれないと疑っている気持ちがあるからです。つまり、相手に対する信頼がないのです。信頼していれば、嫉妬など起こりようがありません。 確かに、無条件で信用するのは難しいかもしれませんが、好きだからこそお互い交際しているのですから、信用するに値するだけの理由があるはずです。また、信用していなければ、本当の恋愛など成り立たないはずです。 彼があなたのことを「この世で一番愛しているよ」と耳元で囁いてくれたのなら、その言葉を信じることです。そして、その彼がどれだけ他の女性を褒めていても、「彼は自分を愛してくれている」と信じていれば、気に留める必要などありません。 そして、もう少し、愛について考えてみることも大切です。 本来、愛情というものは、相手に期待するものではなく、相手の幸せを考え無償の愛を与えるものです。ちょうど、お母さんが赤子に乳を与えるようなものです。 本質的に嫉妬心で苦しんでいる人は、彼氏や彼女に自分のことだけを考えて欲しいという期待する愛が働いていると言えます。 ですから、嫉妬心を招かないためには、相手に何かを期待する我が儘な気持ちを持たず、ひたすら相手を信頼するだけでよいのです。 |
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