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人は緊張をしているときに、髪の毛を触ったり撫でたりするしぐさをしますが、これは緊張を和らげようとする気持ちの表れです。 初めてのデートでは、お互いに緊張してしまって話題に行き詰ったりしますが、そんなときに、彼女のほうがつい髪の毛を触ったりすることがありますね。こんなときには、世間話をしたり、軽い冗談を飛ばすなどして、お互いの緊張をほぐすことが大切です。 ただ何回もデートを重ねているのに、女性が髪の毛を触りだすと注意が必要です。二人の会話やデートがマンネリ化して飽きているときかもしれませんので、いつものデートコースを変えてみたり、とにかく雰囲気を変えることが大切です。
鼻は人相学的には自我の象徴でありますので、鼻を触るというのは、自分自身に触ることに通じますので、自我が弱く頼りない人が多く、要するに自分自身に助けて欲しいと訴えているのです。またウソをつくときや、思ったことをなかなか口にできないようなときにも見られます。 とくに、鼻に触るのがクセになっているような人は、好きな彼女を前にしたとき、自分の思いや欲望を素直にぶつけることを不安がっているか、あるいは恥ずかしいと思っており、そこで鼻を触ることで自信を持とうとしているのです。
怒りや悔しさをこらえることを「唇を噛む」といいますが、人は怒りや悔しさを感じたときには、文字通り唇を噛むというしぐさを見せます。みんながいる前で女子に叱責された社員がついつい見せてしまうしぐさです。あるいは、会議の席でやたら舌で唇をなめる人もいます。 このような、自分の唇に触れるというしぐさは、赤ちゃんのおしゃぶりのようなもので、唇を噛んだり、なめたりすることで心の安定を図ろうとしているのです。
頬を両手で覆うしぐさは、予想外の出来事に心を落ち着かせるためにとる行動です。幼いころ、母親に頬をやさしく触れられた官職を再現して高ぶった気持ちを静めようとしているのです。 何か喜ばしいことが起きたときに女性が見せるしぐさであり、ビジネスシーンにおいてそんなしぐさを見せる男性は皆無といっていいでしょうが、女性の場合は頻繁に出現するしぐさです。
アゴは人相学では、生活の基礎となる家庭運や愛情、対人関係などや、その人物の内面的な部分や精神力を観ることができます。 アゴががっちりしている人は、精神気力が強く出世欲の旺盛な人が多いものです。 「アゴで人を使う」という言葉があるように、アゴを突き出すようにして会話をする人は、人より優越感に浸りたいタイプに多く、社会的にも地位の高い人に多く見られます。 アゴを突き出してみると分かりますが、周囲を見下すようなふんぞり返った姿勢になるため、どうしても偉そぶって横着そうな雰囲気を漂わせてしまうのです。 このしぐさをよくする人はプライドが高く、周りの人すべてを軽くみていることが多く、自分の自己顕示欲が満たされないときにはカッとなるなどして、相手に敵意をむき出しにする一面も併せ持っていますから気をつけましょう。
会議などでよく見るしぐさですが、相手の話を聞きたくないという気持ちの表れと考えられます。ほんとうは耳をふさいでしまいたいのですが、まさかそんなことをするわけにはいかないので、耳を触ることで心をなだめているという心理です。 一方では、もっとしっかり聞いてみたいという気持ちの場合もあり、この場合、耳を触るというのは、聞き耳を立てて、より相手の言葉に耳をすませるきっかけにしたいと考えているときです。 ですから、いろいろなシーンで耳を触るしぐさをする人がいますが、これ以上聞きたくないというのか、あるいはもって聞いてみたいと思っているのかを、性格に読み取る必要があるでしょう。
頬杖をつくのは、その場の状況に飽きてきているときや関心を失ったときに、ついつい出るしぐさですが、一方では心配ごとがあったり、考えごとにふけっている場合にも表れるしぐさです。 あなたが好きでたまらない彼と会話をしているときなどに、彼が話の途中で頬杖をしてしまったら二通りの解釈ができます。 @ あなたの話に興味があり、もっと聞いてみたいと思ったかもしれません。 A もう一つは、あなたの話に興味がなくてつまらないから、早く切り上げて別の場所へ行こうというサインかもしれません。 このときに、どちらに解釈するかですが、頬杖をついても、体を前に乗り出して相づちもいっしょに打っているようなら、彼はあなたの話に興味津々と考えてよいでしょうが、たんに頬杖をついてボケーとしているようなら、あなたの話に無関心で、もうやめてほしいと思っているのです。 いずれにしても、頬杖をついたときは、相づちがあるかどうかがポイントです。
会話の途中で相手が額に手をやるしぐさを見せたときは、口にしていることと本心とが違っている場合があるので注意が必要です。 たとえば、大きなプロジェクトを会社の上層部にプレゼンしている最中、将来の見通しなどを部長に聞かれたときに、説明者が額に手をやったり、なでたり、さすったりするようなしぐさを見せたら、話半分で聞いておいたほうがいいでしょう。 ほんとうは自信がないのですが、とにかくそのプレゼンだけは早く終わらせたいと考えており、つい本心が表れそうになっている自分の目線や表情を隠そうとしているのです。 眉ら触ったり、目をこすったりするのもそのバリエーションです。
よくテレビのサスペンス劇場などを見ていると、容疑者と親密にしていた女性が、警察の事情聴取を受けている際、ハッとするように口の前を手で覆うようなしぐさをするときがありますが、これは言ってはならないことを口にしたときや、思わず口にしそうになったときに見られるしぐさです。 |
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