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男性はどんな問題にも解決策を持ち、不安や確信のなさを人に見せたがらないものです。その結果、男は自分の思考のプロセスを胸に収めておくことが多く、結論が出るか、解決策が思い浮かぶかするまで、自分の思っていることを言いません。 男性は、これを「考えを巡らせている」という言い方をしますが、男は黙ったままでも、ものごとに考えを巡らせることができるのです。女性が忘れてならないのは、男性は解決志向型だということです。 男性は、答えや解決方法がわかっているときしか口を開きたがらず、それがわかるまでは黙っています。黙って考えたり、答えを探したりしているのです。だから、女性がアドバイスを求めたり、二人のことに関して何か聞いたりすると、彼は「考えさせてくれ」と答えるのです。間違っているのかもしれないときは、即答したくないのです。 ★こんなルールがあれば、男性との会話もスムーズになる こんな経験はないでしょうか。あなたが恋人や夫に自分の気持ちを説明しようとしている。すると、いらだたしげな表情を浮かべて、椅子の上でモゾモゾしていた彼がとうとう顔を上げ、「だから要するに何なんだ?」と言います。 私の話を聞いてくれてない、私の気持ちなんてどうでもいいんだ、とあなたは思い、彼は彼で、あなたが彼をわざわざ苦しめているのだと思っています。 たぶん、このよくあるジレンマも、男性が解決志向型であることからきているのです。 ★男性はあなたの気持ちを25字以内にまとめてほしいのです。 女性にとって、話すというプロセスそのものが、自分の気持ちを分析し、当面の問題をより深く洞察し、はっきりさせるのに役立つということが、男性には理解できないのです。 女性は悩みごとがあってグチを言うとき、それが問題の解決に役立つと思っていることを男性に知らせていません。 だから男性から、女はグチや泣きごとばかり言うと非難されるのです。中には、自分は被害者であるかのように文句ばかり言って、現状を変えるための努力を何もしない女性もいます。ですが、それ以外の女性は自分の問題にはきちんと責任を持ちます。それでも何か悩みごとがあると、女性はしばしばグチをこぼします。一方、男性は不平があってもそれを胸にしまいこみます。 たとえば、妻が何かで不満や泣きごとをぶちまけているのを聞くと、夫は、そうすることで妻が心の緊張をほぐしているのだとは思いません。妻が窮地を脱しようと前向きに頑張っているということを理解していません。 ◆ 夫は、妻が問題をどう解決したらいいのかわからないので、いつまでもグチをこぼしていると思い込みもイライラする。 ◆ 夫は、妻のために状況を改善するのは自分の責任だと思うようになる。 ◆ 夫は妻に急いで問題を解決させようとする。 まずは、あなたがどんなふうに考え、どんなふうに話をするのかを彼に説明するのがいい方法です。 あなたがただやみくもにブツブツ文句を言っていると、それを聞いた男性は、「自分が助けてやらなくてはならない」という気持ちになるでしょう。 ただ愚痴をこぼしたいときは、男性にそう言いましょう。問題の解決は自分でするつもりがあること、そして、こんなふうに思っていることを口に出すと、ゴチャゴチャした頭の中がすっきりしてくるということを、彼にひと言断っておきましょう。 |
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