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★ 「君はまた、人の話のじゃまをする!」話し合いの途中で男性から何度もこう言われたことはないでしょうか。そんなときは、こう答えるといいでしょう。 「じゃまなんかしてないわよ、私も自分の気持ちを言っているだけ。私にどうしてほしいの? ただ黙って個々に座って、あなたの話を聞いていればいいわけ?」 正直な男性ならこう答えるでしょう。「そうさ。そうしてほしいんだよ」 そう言われると、私の言うことを聞く耳を持たないのね、と女性は思います。ですが、そうではありません。男性が話の途中で口をはさまれるを好まないのには、他にいくつか理由があるのです。 @ 男性は自分の気持ちを探っているとき、神経を集中させる必要がある 男性が自分の気持ちを言葉で表現しようとすると、女性に比べてはるかに大変なエネルギーがいります。それに、男性は一度に二つのことをうまくこなせないのです。この二つの事実を考え合わせると、男性が話し合いや議論の間に口をはさまれるのを嫌う理由が理解できるはずです。 話のじゃまをされると、男性は気が散って、自分の気持ちに神経を集中させることができないのです。 ほとんどの恋人や夫が自分の気持ちを整理分類する能力を養っているところですが、そういうところに、あなたが何やかや口をはさむと、彼は集中力を失います。あなたはただ、話の要点をつかもうとしているだけなのですが、彼は思考のプロセスを中断して、あなたの話に耳を傾けるために、気が散り、そのためにイライラして腹も立てます。 A 男性は目的志向型なので、いったん考え始めたら、まず結論を出したがる あることについて彼と二人で話し始める。そのうち別の話題に移り、さらにその両方をほったらかしにして、まったく別の話をはじめ、最後にいちばん最初の話題に戻る。そんなことは、あなたにとっては何でもないことでしょう。ですが、男性は気が狂いそうになるのです。 男性は女性に比べてはるかに目的志向が強いです。したがって男性は直線的に考える傾向があります。あるいは、女性がしばしはぎやるような螺旋形の思考よりも、より直線に近い思考形態をとります。 だから、男性が要点Aから要点Bへ話を進めたいと思っているのに、あなたが要点C、D、Eを持ち出したとしたら、あなたは彼を目的から遠ざけてしまうことになります。あなたは話し合いを進めているとはみなされないのです。目的の達成の障害になっているとみなされるのです。 B 男性は「自分は間違いなくやっている」と思わなくては気がすまないが、あなたに途中で口をはさまれると、「ちゃんとやっていない」と言われたような気がする 男性が自分の気持ちを言葉で表現するとき、心の中にあるものを取り出すだけでなく、それをきちんとやることにも関心があります。それが彼にどういう意味を持とうが関係ありません。こんなこと言ってもあなたは信じないかもしれませんが、男性は女性よりも慎重に発言しています。そして、彼の言うことがあなたにはあまり理解できないとしても、彼はそれを言うのに苦心しているのです。 したがって、せっかくの彼が自分の気持ちを伝えようとしているのに、あなたに口をはさまれると、彼はこう言われたように思ってしまいます。「あなたはちゃんとやっていない。これ以上へまをやる前に、私が止めてあげるわ」と。 まずは、恋人や夫の話を最後まで聞きましょう。 つまり、彼があなたと話したいことがあるときは、まず彼の意見を聞きましょう。それは、あなたの意見を言わずに、彼がしゃべり終わるまで待つことです。 「言わなきゃいけないことは他にもある?」 あるいは、 「何か他に聞きたいことは?」 と聞いて、彼が言いたいことはすべて言ったかどうか、確認しよう。 彼が言いたいことをすべて言ったと思ったら、今度はあなたの番です。もちろん、彼には途中で口をはさまないように言っておくべきです。これは、話し合いをするたびに、交替で長々と話さなくてはならないという意味ではありません。ですが、最初にお互いの気持ちを話すときや、何が問題なのかを話すときは、特にこのアドバイスを思い出してくれると役に立つことでしょう。 |
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