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地下鉄の車内、街中ですれ違う人などで圧倒的に多いのは、ひとつかふたつイケてない要素があって、「あー、惜しい」と思わせる美人未満の女性です。 そうした女性には必ず何か、たとえば目元や肌質、プロポーション、着ているもののセンスなど、水際立って美しい要素があります。 だから一瞬目を奪われるのですが、同時にいくつかの不足している部分が目に付きますが、その多くは、本人に自覚がなさそうなのです。
その中でかなりの割合で目立つのが、自信希薄型です。 美貌においても存在感でも自分はしょせん平凡だと位置づけ、そのフツーっぽさから脱皮しようとしないのです。 実は、こういうタイプは、もっとも「本格ブス予備軍」に接近している人種です。放っておけば年齢とともに加速度的にブス化していく可能性があります。 「人は美人は生まれるのではない。美人になるのだ」と、固く信じている人は、何もしないで、過ぎ行くままに時間を見送っている女性がじれったくて仕方がないほどでしょう。 他人事なのに「もっとこうだったら何倍もキレイなのに・・・」と、道ばたで身悶えています。 ★何気ない「普段の自分」の中に、女性をブスにする要素が潜んでいることがあります。自信のなさ、ひがみ根性、意地悪・・・。女性が陥りやすいネガティブなメンタリティーに支配されていませんか。 美人と呼ばれるにふさわしい自分であるかどうか、自分自身でフィードバックできると、美人度はぐんとアップするでしょう。
あまり自信を持てない原因のひとつに、生まれながらの容姿ではないでしょうか。別にブスではないのですが、子どものときからいつも美人度や人気度はクラスの真ん中くらい。 修学旅行の集合写真を誰かに見せれば、「わ、この子、すごく可愛い!」と言われる女の子の近くで、半端な笑いを浮かべている自分に慣れてしまった・・・。 もっとも、それを理由にしているなら、今日でおしまいにすることです。繰り返し言いますと、「ローマは一日にして成らず」です。美人もまたしかり、です。 実は、自信が持てない最大の理由は、昨日より今日の自分がキレイだと胸を張れるだけの努力をしていないからでしょう。 キレイな女性だって、「今朝はヘアスタイルが決まらなかった」「おとついから生理で肌荒れが治らなくて」と思うときは、ふだんの自信も砕かれます。 美人とは、そうしたブルーな気分に陥らないよう労を払っている人でもあります。ふつうレベルの容姿だったらなおのこと、少しずつでも自分の足場を固めるつもりで、「キレイの一日一善」を実行していくべきなのです。 今日はキレイのためにみんな努力をしたと思える小さなポジティブ。それを日々重ねていけば自然と、鏡に映る自分に自信が沸いてくるはずです。
ある女性は、通学途中の駅や街中で、毎日最低一人、キレイだなと思う女性を見つけ、どこに魅力があるのか、分析し、それに沿ったビューティープログラムを考えて実行している人がいます。 たとえば、ツヤツヤのロングヘアが印象的だった女性がいたとします。その日はふだんより念入りにトリートメントをする。颯爽とした歩き方が決まっている女性がいたら、自分も背筋を伸ばして歩いてみる。着ている服の色の組み合わせがカッコいい女性がいたら、自分でもコーディネートのヒントにしようと心のメモに書き入れておく。 着こなしのヒントのように、すぐには実行できないアイデアだった場合でも、何もしない日は皆無。その日のうちに、お風呂上りにストレッチやマッサージをしてみたり、眉の手入れやメークの練習をしてみるなど、何かひとつはキレイになるためのアクションを起こすようにしたそうです。 これが習慣になったころには、すごくキレイになり、いつも自分を磨いているという気持ちが、外見的にも精神的にもいい効果を生み、自信のもとになったのです。 ★「キレイの一日一善」は、自分が目指す美人のイメージをクリアに認識するという意味でもいい心がけです。 「あ、この人の美しさのこんなところを取り入れよう」というサーチレーダーが的確に働くようになれば努力に無駄がありません。何度も言っていますが、自分にとって美人とはどんな女性なのかがわかっていることはとても大事です。 少しずつ変わろうとするあなたの小さな変化には、必ず誰かが気づいてくれます。 「最近、すごくキレイ」と褒められることもあるかもしれません。褒め言葉によって自信はもっと強くなります。自分がブスではないと思えると、女性は不思議なくらい気持ちにゆとりが出てきます。人当たりもぐんとよくなって、女らしくなるからますますキレイに見られるようになるのです。 いくら努力しても思うような進歩が見られない仕事や語学習得に比べて、ずっと効果が表れやすいのが美人道です。
キレイになるために、いちばんいけないことは、「どうせ自分は並レベル・・・」と、ある種の開き直りのようにキレイの芽を摘んでしまっているところでしょう。 たとえば、飲み会のときくらいもっとおしゃれ心を発揮すればいいのに、「どうやったらキレイになれるかわからない」という態度です。自分にまで言い訳しているかのようです。加えて、「スカーフをすればもっとおしゃれに見えるかな」と思っているのに、何も変えようとしない怠け心が、足を引っ張っています。 スカーフのおしゃれな結び方くらい、本屋に行けば専門の本だって出ている世の中です。女性誌にもいくらでもヒントがあるし、街行く人をチェックしたっていい。デパートのスカーフ売り場にはスペシャリストがいます。 スカーフに限らず、キレイになるためのヒントは無尽蔵にあります。教わる場、学ぶ場もそこら中にあります。あとは、自分の能動性だけです。 ★昨日より今日、よりキレイになる努力をして、自分で自分を褒めて上げられる事柄がたくさんあるほど女性は美しく輝いていきます。あなたのキレイにいちばん力を貸せるのは、昨日より頑張ってと思える自信なのです。 |
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