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絶世の美女というわけではないのに、モテる女性というのがいます。容姿レベルでいえば大抵は中から中の上くらいでしょう。息を呑むような美女は意外とモテなかったりするものです。 ★そこで、モテることと美貌の関係を考察してみましょう。 モテる女性というのは、キレイの後伸びがすごい。最初は中か中の上くらいだったルックスがいつの間にか上ランクになっています。そこからさらに磨きがかかっていくこともしばしばです。 なぜ異性にモテると、キレイになれるのか。 ひとつは、ちやほやされ、必ず「キレイだ、可愛い、男を狂わせる何かがある、君みたいな人は初めてだ」などあらゆる賞讃を聞かせてもらえるからでしょう。 ★このポジティブワードが女性の脳には実に効きます。自信が生まれ、もっと美人になりたくなります。 自分を好いてくれる人をぞんざいに扱う気になれないから、人間が優しくなります。モテる快感で、女性ホルモンが活性化されたりもするのかもしれないし、外見だけでなく、女性的な魅力や内面の美も追求したくなります。これでキレイにならないはずはないでしょう。
異性を意識することは必ずしも男に媚びることではありません。媚びるというのは、TPOを無視し、必要以上に女をアピールしようという行為です。これはこれで、まともな男なら「ウザい、コワい」と相手にしないものなのです。 ★適度に異性を意識するなら、それは大いにキレイに役立ちます。そこはかとない色気や女性的な美しさを高めるには特に影響が大きい。 不特定多数に向けてではなく、彼や夫などひとりの相手に向けてでもいいでしょう。 女性が恋をすると変わるのは、無意識のうちに、ある異性に向けてキレイになりたいと思うからです。 はっとするようなかわいらしさがにじむようになります。女っぽい、色っぽいと思われたいという気持ちが美しさのビタミン剤になります。 思うに、男性の目を一切気にしない場合、二次元的な平面の造作の美しさは磨けても、見る者を奮い立たせるような三次元的な魅力を発揮することはできないに違いありません。
では、自分自身を含め、同性の目だけを意識してもキレイになれないのはなぜなのでしょう。 ★同性の目を対象にすると、セクシュアルな意味は消えてしまいます。 あるのは自分の美しさを誇示しようという自己顕示欲だけです。つまり、私とあなたのどっちがキレイか、このグループでは誰がキレイかという勝ち負けの世界になってしまいます。 だから、異性を意識したときのように瑞々しい美しさは勝ち取れないのです。 まして年頃になっても恋人がいないような女性は、美しさにおいてもかなり隔たりがあるのではないでしょうか。いくら美人風のイメージやおしゃれをしても、誰かのためにキレイになりたいと思うピュアな願望がなければ、ひどく寂しい美貌になってしまう気がします。 ★いい恋愛をし、大好きな彼と向き合う中で、自分の本当の魅力を知ったり、新たなチャームポイントを身につけたりということが必ずあるはずです。
恋愛によって自分の容姿のコンプレックスが小さくなった経験はありませんか。 たとえば、大学時代、付き合っていた恋人に、「小さな鼻が可愛くて好きだ」と言われて、それまでの自分の中でいちばん嫌いだった鼻に対するコンプレックスが一気に軽くなった。それどころか、「もしや鼻は私のチャームポイント?」とかなりブタが木に登る状態になったことはありませんか。 これは女友達に褒めてもらったり、慰めてもらうのでは、残念ながら達し得ない成果でしょう。 ★彼から愛情とセットにして褒められてこそ、素直に聞けて信じられる特効薬ですから。 美人のイメージを持つことは美人になる近道です。 そうした意味で、「優しそう」「笑顔がキレイ」「セクシー」など、自分の恋人が考える美人のイメージを自分磨きに取り入れるのも一案です。 男性でなければ気がつかないポイントに気づき、男性だからこそ女性美の本質に迫る指摘ができます。つまり、その人らしい美のエッセンスのありかは、男性の目によって磨かれることもあるのです。
あるモテ美女は、造作だけを見れば美人ではなかったし、どちらかというとブスのグループに入っていたかもしれません。 色白は取り柄ですが、背が低く平面的な顔立ちをし、目は糸のように細い。ですが、彼女なりにベストなメークをして、おしゃれもうまかった。何より、明るく気さくで性格が抜群だった。 ★こういう女性がモテる美女に変身するのは、常に自分を男性の目にさらす状況下に置いて、キレイになっていったのです。 お茶を飲みに行くときも、女だけで飲むのと男の子が混じっているのでは立ち居振る舞いだって違います。女らしく見られたいし、キレイと思われたい。この素直な感性が、美人養成には大きく貢献するのです。
一方、女性によっては、女性美についての感覚が鈍い人がおり、たとえ男性が周りにいても、異性として見ていない場合があります。おそらく、いつも女性に囲まれているような気分なのでしょう。これが、子どもっぽく、色気不足に見える原因なのです。 ★キレイになりたいのなら異性の目は格好のカンフル剤です。 男の目線なんて眼中にない、同性から美人として憧れたいと思っている人も、少し目的をシフトしてみるのもいい。ドライフラワーから、匂い立つ生の切り花のように艶やかに、キレイの質がきっと変わってくるはずです。 それによって恋が生まれ、女が愛する誰かのためにキレイになりたいと思えたら、そのときこそ、男も女もうならせる本物の美しさができあがるのです。 よく、年を取っても恋のときめきを忘れない人はいつまでもキレイだといわれます。それは女が一生美しくいるためのゴールデンルールだからです。 |
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