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美人はブランド力を自分の持ち味にして魅力アップ


日本ほど若い女性がブランドものを持っている国はないといわれていますが、今では、中国人や韓国人も持っている人が多く、海外旅行などに行くと、そろってブランドバッグを提げていたり、ブランド品のブティックに行列している女性グループを見かけることが多くなっています。

確かに欧米人の若い子よりも日本人のほうがブランド好きな人が多いようですが、街のショーウィンドーで、メディアで、道行く人たちのファッションで、洪水のように最新のブランドものを目にする機会が多いのも事実です。

ブランドの時計もバッグも貴金属も、うんとおしゃれに、きらびやかに宣伝しています。ため息が出るほどキレイなものばかりです。それを見ていたら、「なんかいいな、私も欲しいな」と思ってしまうのも当然です。





ブランド品をイケてない服の言い訳にしない


日本には、ヨーロッパの階級社会、いわゆる「クラス」もない。社会不況なのに、若い女の子たちの財布の紐にはあまり影響がないようです。「アタシたちにはお金があるんだから、買ってもいいでしょ」というわけです。

こんな社会において、「若い子がブランドものを持つなんて分不相応」とはちょっと言いにくい。


★ブランド小物を持つことで、その女性が幸せになって輝くなら、目くじらたてなくたってもいいでしょう。


ブランド品に似合う着こなしをしていない


★問題は、ブランド品を持っていても、それが引き立つような着こなしはしていないことです。

それどころか、ブランドバッグが、イケていない服の言い訳アイテムのようになっているのです。

気に入ったデザインのものを買っているのではなく、自分のイメージもセンスもそっちのけで「最新アイテムだから」という理由で選んでいます。そうなれば、本人の魅力は沈み、モノだけが目につくのは当然のことでしょう。

★ブランドを持つという安心感にべったり寄りかかっているために、かえって美がくすんでしまったのです。

そして、ブランドものを持ってちぐはぐ感を平気でさらし、ブスになっている女性が街であまりに目につくのです。

そういう彼女たちは、ブランド品を持つことだけで安心しているのです。ブランド品がそれぞれ備えているイメージをもっと戦略的に捉えて、それを身につけることでどう見られるか、どういう女性だと思われたいかと考えるのです。

スポーティーなファッションが好きなのに甘いデザインのブランドバッグを合わせればやはり浮きます。ビジネススーツにダイヤがぎらぎらはまった腕時計をしていたら違和感があります。

ブランドを上手に、自分のキレイを引き立てるための脇役にしている女性たちならそんなマネは絶対にしません。

たとえば、「今日は服のテイストがクラシックだから小物もそういう雰囲気でまとめよう」というように、厳しい美意識を持ってコーディネートしているのです。



買い物のときにコーディネートしたい服で出かける


うらやましく思っていた女性が、使いこなしが上手な女性に、その秘訣みたいなものを聞くと次のような回答があったそうです。

★雑誌とかでいいなと思うものを見つけたら、お店にチェックしに行くときに自分がそれと合わせたいファッションを着て出かけるの。

海外で買うことが多いんだけど、ラフな観光客スタイルでは行かないわね。時計を買うつもりなら、『これをはめるときは、このドレスがイメージだな、靴はこれかな』ってきちんとコーディネートしていく。アクセサリーまで手抜きせずにね。そのスタイルで欲しいなと思ったものを身につけてみるの。

最終的には全体のバランスを見て、本当に気に入ったときだけ買うわ。安い買い物じゃないから、何年も迷ってやっと買うものもあるのよ

ブランドものは、自分のイメージを左右するほど強いものですので、漫然と持っているだけだと『あ、フェラガモ好きなのね、ロレックス好きなのね』という見られ方で終わってしまいます。

★そうならないよう、『このブランドの魅力を自分のものにするにはどういう着こなしがいいのかな』と考えながら、身に着けるようにすることです。

こういう女性こそ、ブランドものたちの美しさを、自覚的に自分のキレイの味方にしているといっていいでしょう。


ブランド品を持っていてもキレイになるかどうかは関係ない


このように言いますと身も蓋もないかもしれませんが、ブランドものを持っているか否かは、実はキレイとは何の関係もありません。ですが、ブランドと賢く付き合っている人は、やはりちょっとランクが上の感じとなり、ラグジュアリーな美女に見えます。

おしゃれが好きでキレイになりたい現代女性にとって、ブランドはもはや無関心でいられない存在です。だからこそよけい、デザインが可愛ければOK、いま人気があるからいい、という安っぽい接し方はやめることです。やみくもにたくさんのブランドを使い捨てしても、美意識は磨かれないからです。


自分が好きなブランドは自分の価値わ高めるアイテムに


★自分がいいなと思うブランドは、自分の価値をあげるために使いたいものです。

どんなブランドにもそれぞれブランドイメージというものがあります。そのブランド力を自分の魅力のプラスアルファにしていくのです。

たとえば、心が震えるほど美しいと思ったブランドバッグがあれば、それを持つにふさわしい自分を作ってしまうのです。それにはまず、もともとの自分の魅力を最大限にブラッシュアップすることです。

そこは、愛するブランドの持ちたいアイテムのイメージを加えるなら、同じブランド品を持っていても同じには見えません。ブランドがより個性を差別化してくれ、ブランドが浮かずにフィットするようになるはずです。

そうなったとき、そのブランドバッグは単なる荷物入れや付属品の位置づけから、あなたの美しさを何倍にも輝かせてくれるようなおしゃれなアクセントへと変貌します。

ブランドに対しては、そんな覚悟を持ってじっくり触れていってはどうでしょう。

★年齢とともに、「私はこれ」と思うブランドを持っていることは、確かに何倍も女の格をあげてくれるものです。



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