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女性の中には、先端ファッションが大好きで、給料のほとんどを服や小物に消えている人もいるでしょう。最先端の服でおしゃれなセレブ気取りも、気合が入っていいのでしょうが、気合だけ入ってブスから脱却できない人も多いものです。 それはある意味で、おしゃれの哲学をしっかり持っていないことが原因のこともあります。気をつけることです。 美人と聞いて、素っ裸の女性を連想する人は珍しいのではないでしょうか。イメージの中の美女は、お姫さまのドレスのような艶やかな服を着ていたり、渋い着物を粋に着こなしていたり、着衣のはずです。 そのドレスや着物が具体的にどんな感じのもので・・・と想像するわけではありませんが、気品ある美人顔と、「センスのいい服」はワンセット。そんなイメージの美人像が思い浮かびます。 ★つまり、キレイな女性とは、センスのいいおしゃれや、それを着こなすたたずまいなどの足場があって、より、「高嶺の花度」が増すのです。 もしかすると、プライベートではヨレたTシャツも着るかもしれない高島礼子や藤あや子(実際には、着ていないでしょうが)は、趣味のいい着物を着ているときにより完成形の美しさを発揮します。 源氏物語でも、物語中随一のブス・末摘花(すえつむはな)は、光源氏に、来ているものが異様だったとか、光源氏への贈り物にした直衣(のうし)もジジくさいものだったなどと指摘されています。 この趣味の悪さが、ブスを決定的にした感さえあります。それくらい、美の世界において「センス」は無視できないものです。
最先端のファッションアイテムは、うまく取り入れれば格段に「いまっぽいキレイさ」をアピールする格好の武器です。そういうものを取り入れようとするのはいいことです。 実際、キレイな人と呼ばれるためには、トレンドをバカにしてはいけません。上手に活用すべき理由は二つあります。
ベーシックなアイテムでも、少し前のものをそのまま着るより、いま流通しているものを着たほうが簡単にセンスアップして見えること。実は定番ものも、時代によってデザインがより洗練された形に変化していることが多い。 オーソドックスに見える白いシャツブラウスだって、襟のカット、全体のシェイプ感など微妙な違いで、おしゃれっぽさは全然違ってきます。 ★少し前のものをそのまま着るより、いま流通しているものを着たほうが簡単にセンスアップして見えます。
★トライ&エラーを重ねることでトレンドをつかむアンテナが研ぎ澄まされることです。 トレンドはシーズンごとに変化していきます。ファッションのプロならともかく、そうじゃない人間がそれら一切をいちいち情報収集していったら大変な手間です。 キレイになるためのおしゃれは、そこまで徹底してトレンドに神経質にならなくてもいいでしょう。 ですが、街行く人やショーウィンドーのディスプレイから「今年はこんなのが流行りそうだな」と目星をつけられる推理力はほしいところです。 経験によって、こまめにトレンド研究しなくても自然と「旬のおしゃれ」がわかるところまでくれば、楽々と「いつもセンスのいい人」と呼ばれるようになるのです。
キレイな人がおしゃれだとその魅力は俄然光るのに、キレイじゃない人がおしゃれにしていると、服だけが浮いてしまい、無理している風情が痛々しいことがあります。 おしゃれであることがかえって惨めさを強調してしまうことがあるから、トレンドは繊細に向き合っていかなくてはダメです。
美人にはおしゃれセンスが大事だといわれると、とたんにキレイになることが難しい気がしてしまう人がいるかもしれません。ですが、そうだとしたら、是非この機会に考えを改めることです。 美人かブスかを決める要素は、「顔立ちだけだ」といわれたら、それこそ9割の女性は絶望しなくてはいけません。センス次第で底上げしてもらえるから、おしゃれの向上で、誰でも美人になる可能性が広がるのです。 センスに自信がなくてと、まだしつこく言い訳している人は、たぶん「センスは生まれながらのもの」と思い込んでいるのでしょう。世界を股にかけるデザイナーになるような天才的なセンスは別にして、実はセンスという漠然としたものも、あるレベルまでは訓練次第で変わるものです。 小さいときから、いやこれからでも、なるべく多くの時間キレイなものに触れるようにし、女性美について考えることで絶対にセンスアップできます。 おそらくセンスへの畏怖を持っている女性は、これまでセンスや美というものを敬いつつも遠ざけてきた人でしょうから、ちょっと訓練をするだけで、自分を魅力的に見せるセンスくらいはすぐに進歩します。
女性の中には、「いい服を着ている」「最先端のファッションをしている」ことに自信を持ちすぎる人がいますが、結局はハンガーに掛かった最新トレンドと同等の魅力しか持ち得ないことがあります。 問題は、その服をどう自分のものにするかです。こなれたおしゃれをする人と、服に着られてしまっている人の差はここにあるのです。 ★服を自分らしく着るには、まず、どんな美人になりたいのかというイメージが大切です。 たとえば、自分は本当はどんなシルエットが似合うのか、どんな色だと顔色が引き立つのか、どんな笑顔がいちばん魅力的に見えるのか、いま何をすれば自分の個性がもっと光るのだろうか、というような客観性を持った自問自答が大切です。 着たい服を手当たり次第で着るのではなく、こういう女性になりたいからこういう服を着てみよう、こういうイメージをしてみようという発想です。敬遠していたこんなものを案外似合うかもしれないという着想です。それらを気が遠くなるほど繰り返した後に、「あなた自身の美の哲学」は完成するのです。 ★ベーシックなおしゃれから最先端のファッションまで自在に着こなせる、「本当に美しい女性」には必ずキレイの哲学があるのです。 |
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