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恋愛初期のころには、愛は育てるものと言っても、何のことかは分からないかもしれませんね。付き合いはじめて、楽しいデートをしているときは、目に見える世界がすべてバラ色に広がっていて、彼の一挙手一投足にさえも幸せを感じていることでしょう。 でも恋愛期間が長くなってきますと、あの倦怠期が誰にでもやってきて、心がときめき愛に満ちた日々は、やがて終わりを告げるでしょう。 恋愛とはこの程度のものだったのかと思う女性もいるでしょうが、恋愛は、そう思ってからが始まりなのです。 愛は、最初からあるものではなく、育てるもので、育てるための努力が大切なのです。 植物を育てるには努力と時間が必要であるように、愛を育てるときも、努力と時間が必要です。 ★「愛を育てる」というイメージをしっかり持ちながら、相手と接していきましょう。
★愛する努力をしない人は、愛されませんし、人のことを愛することができません。 ただし、一時流行ったメッシー、アッシーと呼ばれた男性のように、貢いだり、車で送り迎えしたりすることが努力ではありません。決して「何かをしてあげる」ことが努力ではないのです。 生きてきた環境がまるで違う二人が、何かの縁で出会いました。早く言えば、衣食住のすべてが別の惑星から来たと思えるぐらい違っている二人が出会ったのです。 人間は、そういう違いを知りつつ相手に合わせていくものです。食べ物や服の好みだって違います。生活感覚も千差万別です。皆それぞれの環境の中で育ってきたのです。 自分のそういうものを頑固に守ろうとしていては、二人の関係は成立しないでしょう。そんなことは分かっています、という人も多いでしょうが、本当にそうでしょうか。恋人同士の言い争いは、育ってきた環境が原因になっていることが多いものです。 何もかもが自分にとっては当たり前のことなので、改めて振り返ってみようと思わないだけかもしれません。
二人が出会うまでの環境の違いを認識し、相手に合わせる努力を忘れている人が多すぎます。よく思い出してください。 相手に、自分の感覚に合わせることばかり要求してきませんでしたか。自分から相手に合わせる努力をしてこなかったのではありませんか。喧嘩ばかりしているとしたら、それは、そんな根本的な努力を怠っているせいではないでしょうか。 さらに、もっと大切な努力があります。あなたは愛の気持ちを、もっともっと自分に向ける努力をしていますか。「自分磨き」の努力を忘れていませんか。もうお付き合いをしているのだから、このままの自分でいいや、と胡坐をかいていませんか。 自分の肉体をもっと磨いたり、知的な面でも尊敬されるように、人格を磨く努力を怠ってはいませんか。恋愛関係においては、「自分磨き」の休日はありません。 ★人を愛するということには、責任が伴います。その責任感が、相手に尊敬される人間性を育み、愛を保っていくための原動力になるのです。 |
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